直近、基準価額が下落しているものの長期的に資源国の見通しに変更なし

2011/10/24

直近の基準価額は為替要因で下落、一方、債券要因はプラスに

ピクテ資源国ソブリン・ファンド(毎月分配型)(以下、当ファンド)の基準価額は、欧米の債務問題に対する懸念や世界経済の減速懸念などを背景としたリスク回避の動きを受け、2011年7月末比-870円の6,793円となりました。また、分配金再投資ベースの騰落率は-8.1%でした。

要因別の内訳では、為替が-825円となった一方、債券は+228円となりました(図表1参照)。為替要因では、リスク回避の動きを受け円に対して資源国通貨が下落したことが影響しました。一方、債券要因については、利金収入(インカム)、債券価格(キャピタル)ともプラス要因となりました。

図表1:直近の基準価額変動要因
(日次、期間:2011年7月31日~2011年10月19日)

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出所:ピクテ・アンド・シー(ヨーロッパ)エス・エーのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※ 当ページ掲載の基準価額変動要因は、組入ファンドの価格変動要因を基に委託会社が作成し参考情報として記載しているものです。組入ファンドの管理報酬等は、債券、為替に含まれます。各項目(概算値)ごとに円未満は四捨五入しており、合計が一致しない場合があります。その他には信託報酬等を含みます。

上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

設定来では債券の安定した収益で、-6.4%の下落にとどまる

リーマン・ショックの影響を受け、当ファンドの基準価額は大きく下落しましたが、2009年から2011年前半まで堅調な動きを示しました。直近については、リスク回避の動きを背景に下落していますが、分配金再投資後の基準価額ベースでは、設定来で-6.4%の下落(2011年10月19日現在)にとどまっています。同期間中、円に対して主要資源国通貨である豪ドルが約20%、南アフリカ・ランドやブラジル・レアルが約30%下落していることを考慮すると、債券部分の収益がパフォーマンスの下支えに大きく貢献していることがわかります。

設定来の動きを要因別でみると、為替は前述のように円高となった影響で大幅なマイナス要因となっています。一方、債券は順調にプラスを積み上げており、為替のマイナスの大部分を打ち消しています。図表2の設定来の動きでは、債券要因の収益が安定的に積み上がり、為替要因におけるマイナスの影響を軽減していることがわかります(図表2参照)。

図表2:設定来の基準価額変動要因(上)と為替、債券要因の推移(累積)(下)
(日次、期間:2008年6月30日(設定日)~2011年10月19日)

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出所:ピクテ・アンド・シー(ヨーロッパ)エス・エーのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
※ 当ページ掲載の基準価額変動要因は、組入ファンドの価格変動要因を基に委託会社が作成し参考情報として記載しているものです。組入ファンドの管理報酬等は、債券、為替に含まれます。各項目(概算値)ごとに円未満は四捨五入しており、合計が一致しない場合があります。その他には信託報酬等を含みます。

上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

為替要因は、大きく変動するも概ね一定範囲で推移

為替は、各国の金融政策や景気動向などを反映して短期的に大きく変動する傾向にあります。代表的な資源国通貨である豪ドルの対円相場について1991年以降の動きをみると、大きく変動しながらも概ね一定範囲で推移していることがわかります(PDF図表3参照)。

債券要因は、タイミングを選ばず安定した収益を獲得

当ファンドでは他の資産に比べ相対的に利回りが高い資源国の国債などに投資していることから、高水準の利金(インカム)収入を安定的に獲得してきました(PDF図表4参照)。

また、資源国は豊富な資源を産出するという優位性から財政の健全な国が多く、ソブリン・リスクが相対的に小さいといえます。経済成長への期待も高いなど経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)の面で優位性を有していることもあり、債券価格についてもプラス要因となっています。

このように当ファンドは大きく変動して推移する為替の影響を除いた債券部分だけでみると、投資タイミングに関係なく安定した収益を獲得してきています。

今後のポイント:資源国経済は長期的に有望であることに変わりなし

当ファンドについては、為替変動の影響を除いた債券部分に目を向けると、設定来、投資タイミングを選ばず安定的に収益を獲得してきました。資源国の債券市場については、各国ともファンダメンタルズ(基礎的条件)は良好な状況にあり、中長期的に資金流入が期待できると考えます。

一方、為替については、依然としてユーロ圏の債務問題の動向や世界経済の先行きなどに左右され、リスク回避の動きが強まれば、短期的に資源国通貨が下落する可能性も否定できません。しかし、資源国のファンダメンタルズは良好であり、資源国通貨が中長期的に有望であることに変わりはありません。さらに現在ユーロ圏の債務問題の解決に向けた取り組みが進められており、また直近に発表された米国の企業業績が市場予想を上回るなど米国経済に安定化の兆しが見えつつあります。これらの動きがしっかりしたものであると確認された場合は、リスク回避のために円が一方的に買われるという状況は少しずつ是正されていくものと考えます。

ご参考:当ファンドの設定来の基準価額推移
(日次、期間:2008年6月30日(設定日)~2011年10月19日)

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※当資料に掲載の基準価額は、実質的な信託報酬率(概算値:最大年率1.7025%(税込)程度)等控除後。基準価額(分配金再投資後)は、購入時手数料を考慮せず、税引前分配金を再投資した場合の評価額を表します。
上記は過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。



ファンド関連情報 / 資源ソブ

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