「平成の三丁目の夕日」東京スカイツリー完成

「武蔵の国」の電波塔

東京の下町、墨田区に建設された東京スカイツリーが2月29日に完成し、3月2日には竣工式が開かれました。2008年7月の着工開始から約3年半の歳月を経て完成した東京スカイツリーは、自立式電波塔として世界一の高さ(634メートル)を誇ります。

「昭和のタワー」と「平成のツリー」

東京スカイツリーと重ね合わせて語られるのが、東京タワーの存在です。右肩上がりの成長を続ける日本の高度経済成長期の1958年(昭和33年)に完成した東京タワーは、東京のテレビ局のアンテナを集約する役割を果たしてきました。東京タワーの高さは333メートルで、こちらも当時世界一の高さを誇っていました。半世紀以上に渡って関東の電波を支えてきた東京タワーは、2013年にその役割を東京スカイツリーに受け渡します。今後は、ラジオなどテレビ以外の電波の送受信や歴史的建造物としての役割が期待されています。

■東京タワー完成前後の日本のGDP推移(期間:1955年~1965年)

一方、東京スカイツリーは地上デジタル放送の送信という大きな役割を担います。600メートル級の新タワーにより、地上デジタル放送の送信高は現在の約2倍となり、携帯端末向けの「ワンセグ」のエリア拡大も期待されています。

下町の新名所

5月22日に開業する東京スカイツリーとその併設する商業施設では、年間約2,500万人が訪れ、その経済効果は東京都全体で1,300億円以上と見込まれています。
大きな恩恵を受ける旅行業界では、韓国、タイ、マレーシアの旅行会社と提携して新たな観光ツアーを企画するなど、外国人観光客の誘致を推し進めています。日本を訪れる外国人観光客の消費が年々高まっていることから、その消費動向にも期待が集まります。
開業から7月10日までの展望デッキ入場予約券の受付も3月22日から開始することから、5月の開業が待ち遠しく感じるほどの盛り上がりをみせています。

出所:内閣府、東武鉄道のデータを使用しピクテ投信投資顧問作成

2012/03/06
ボンジュール

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