「メルコジ」コンビ解消?フランス大統領選挙

事実上の一騎打ち

今週末の4月22日、フランスの大統領選挙が実施されます。
10名の候補者が出馬しているため、第1回投票では過半数の得票を得られず、5月6日に上位2名の決選投票にもつれこむと見られています。

イメチェンを図るサルコジ大統領

サルコジ氏は2007年に「もっと稼ぐためにもっと働こう!」というスローガンを掲げ、景気低迷を打破することを誓って大統領に就任しました。しかし、失業率が上昇するなど成果が出ていないことから苦戦を強いられています。
富裕層からの支持が多いサルコジ氏は、庶民層の心をつかむため、田舎街を訪ねて市民と交流してきました。また、元スーパーモデルで歌手のカーラ夫人も、従来の華やかなイメージを一新し、質素な服装で集会に参加するなど、身近なイメージを持ってもらえるように大統領をサポートしています。
国民からの人気がないためイメージチェンジを図るサルコジ氏。それでも、一度ついたイメージの払しょくはなかなか難しいようです。
最近の世論調査では、第1回投票は僅差となっていますが、決選投票ではオランド氏がリードという結果が出ています。

何か変わるの?

サルコジ氏はフランスの危機を訴えて財政赤字の削減を主張しています。一方、オランド氏は富裕層の所得税引き上げなど一般国民の痛みを伴わない税制を主張し、政策面でも人気があります。
オランド氏が勝利した場合、何か変わるのでしょうか?
サルコジ氏とドイツのメルケル首相の仲は「メルコジ」と呼ばれるほどで、協力して欧州債務問題の解決に取り組んできました。オランド氏は関係見直しを示しているため、一時的には同問題解決にはマイナスの影響が心配されます。
しかし、オランド氏が公約を実現するのは難しく、財政再建に取り組まざるを得ないと見られていることから、最終的には大きな混乱は避けられると考えられます。
ドイツとともに欧州債務問題解決の中心的な役割を果たすことが期待されるフランス。
どちらの候補が勝利するのか、その大統領選挙の行方が注目されています。

2012/04/19
ボンジュール

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