逆風、ただし、足元で相対的なパフォーマンスが改善 | ピクテ投信投資顧問株式会社

逆風、ただし、足元で相対的なパフォーマンスが改善

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ポイント

2018年年初来で新興国株式市場が下落基調となる中、当ファンドは市場平均に比べて下落率が大きくなりましたが、6月末以降足元まででは相対パフォーマンスが改善しています。当ファンドが投資する労働人口増加国は、中長期的な成長が期待できる一方、相対的に経済のファンダメンタルズがぜい弱で、政治的混乱もみられる国もあり、米国の政策動向などもあいまって、当面は値動きが大きくなる可能性もあり、注視が必要と考えられます。

2018年年初以降、逆風を受ける 新興国市場

新興国株式市場は、2018年1月後半に直近高値をつけたのち、米国の長期金利の上昇や保護主義的な通商政策により、米中間をはじめ世界的な貿易戦争懸念が高まったことなどを背景に、足元(2018年8月22日)までで下落基調となりました(図表1参照)。

国別でみると、年初来からでは米国の長期金利上昇懸念がある中で、トルコや南アフリカなど経常赤字などを抱えた経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)がぜい弱とみられる国の株式を中心に下落率が大きくなりました。さらにトルコは6月の選挙で再選されたエルドアン政権に対する不信感や米国との関係悪化などから、通貨リラが大幅に下落しました。また、ブラジルも政治的な混乱などを背景に6月半ばに大きく下落したことが響きました。

そのほかでは、2017年、新興国株式市場を大きくけん引した中国株式は、2018年に入って米国との貿易戦争や人民元安などの懸念が台頭し、年初来では下落しています。

一方、インドは経常赤字国であり、また、足元の原油価格の高騰は原油の輸入国である同国にとって、さらなるマイナスの影響になりかねないとの懸念はあるものの、物品・サービス税(GST)の一部減税や貿易摩擦問題の影響度が相対的に小さいとの見方などもあり、株価は上昇となりました(図表2参照)。

当ファンドの パフォーマンスについて

当ファンドのパフォーマンスは、2018年年初来足元(8月22日)でみると、新興国株式の平均に比べて下落率が大きくなりました(図表1参照)。

当ファンドでは、新興国の中でも潜在的な経済成長力が高いと期待される労働人口増加国の株式に投資を行っています。
2018年7月末時点の国別組入比率をみると、南アフリカ、インド、ブラジルといった国の組入比率が大きくなっています(図表3参照)。2018年年初来、株式市場では米国の長期金利上昇に対する懸念などから、新興国の中でも特に経済のファンダメンタルズがぜい弱とみられている国が売り込まれました。南アフリカやインド、ブラジルなどは経常赤字国であり、こうした国々の株式や通貨はマイナスの影響を受けやすい立場にあったと考えられます。

なお、2018年6月末以降8月22日まででみると、当ファンドの基準価額はやや改善の兆しがみられています(図表4参照)。
背景の1つには、当ファンドにおけるブラジル株式とインド株式の組入比率は相対的に高位となっていることが あります。6月半ばにかけて大きく売り込まれたブラジル株式については、以降、反発していることや、インド株式については、貿易摩擦問題の影響が相対的に小さいとみられることから、代表的な株価指数であるインド・センセックス指数は7月に史上最高値を更新しています。

その一方で、代表的な新興国の株価指数における比率が大きく、足元で貿易摩擦問題などが重石となっている中国の組入れがないことなどが、当ファンドの相対的なパフォーマンスの改善に寄与しています。

今後の見通し:中長期的には成長期待も、 当面は注視が必要

当ファンドは、新興国の中でも労働人口が増加している国に注目した投資国の選別を行っています。労働人口が増加している国は、若い労働者が所得を増やし、消費を拡大させることなどで相対的に高い成長力を有していると期待されます。

ただし、当面は米国の政策動向や、米中貿易戦争の行方を巡って、新興国の株式や通貨は値動きの大きい展開も予想されます。また、ブラジルは10月に大統領選挙を控えています。ブラジルは経済・財政立て直しのためにも年金改革をはじめ構造改革が必要であると考えられますが、選挙戦は混迷を極めており、また、改革に消極的な候補者が多いことが気がかりです。今後の世論調査の結果等を受けて、ブラジル株式や通貨レアルは大きく変動する可能性もあるため、十分注視が必要であると考えます。

このように当面は米国の政策動向や新興国各国の政治的な不透明感が懸念材料ではありますが、こうした中でも構造的な成長が期待できる優良銘柄は存在することから、銘柄を選別した上で、今後も投資を行っていく方針です。

(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内 容が変更される場合があります。)

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