構造改革の進展により、中長期的にプラスの恩恵が期待 | ピクテ投信投資顧問株式会社

構造改革の進展により、中長期的にプラスの恩恵が期待

2019/07/11IFブラジル
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ポイント

足元のブラジル株式市場は、ボルソナロ政権下で進む構造改革の進展期待などを受けて、堅調に推移しています。構造改革はブラジル経済のファンダメンタルズ改善に不可欠であり、改革の進展はブラジル株式をはじめとした金融市場に長期的にプラスの恩恵をもたらすものと期待され、今後の動向にも注目が集まると考えられます。

ブラジル株式市場は回復基調 ~足元では構造改革進展期待が後押し~

足元のブラジル株式市場は堅調な動きとなっています(図表1参照)。

この背景の一つには、同国の喫緊の課題である財政健全化を進める上で欠かせない年金改革について、法案の審議が進み、成立への楽観的な見方が高まっていることなどがあると考えられます。

2019年1月に発足した右派ボルソナロ政権(社会自由党・PSL)は、左派思想、社会主義、国家の肥大化からの脱却を基本方針に掲げ、年金改革、税制改革、国営企業民営化を経済政策の三本柱に据えており、財政規律や市場機能を重視する姿勢は、金融・為替市場で概ね歓迎されていました。
こうしたこともあり、2018年10月の大統領選挙前後より、新政権に対する期待からブラジル株式市場は概ね上昇基調となっています。

足元では、懸案である年金改革法案が下院特別委員会において可決したことから、ついに下院・上院に審議の場が移るという段階に至っています。進捗状況は遅れ気味であることや、また、法案にさらなる修正が求められ、内容が骨抜きになる可能性も残されるなどの懸念もあるものの、構造改革の進展期待はブラジル株式市場の下支えとなっていることは明らかであると考えられます(図表2参照)。

年金改革のほか、既に政府のスリム化(省庁数の削減、職員の削減)や、空港・港湾の民営化に向けた入札などにも着手しています。こうした構造改革は短期的には痛みを伴うものではありますが、中長期的にみれば、ブラジル経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)の改善に不可欠であり、現政権がこの方向を堅持し続けることは、ブラジル株式をはじめとした金融市場に、中長期的にプラスの恩恵をもたらすものと考えられます。

短期的には、資源価格動向にも 注目

ブラジルは鉄鉱石をはじめとした鉱物資源の豊富な国であり、世界中に輸出しています。このため、ブラジル株式をはじめとした金融市場や経済は、国際商品価格の変動に少なからず影響を受けてきました(図表3参照)。

2019年1月に鉄鉱石大手のヴァーレの鉱山ダムが決壊した事故を受け、一部鉱山ダムの閉鎖や安全性改善に向けた操業停止命令などの規制強化の流れを受けて、世界の鉄鉱石市場に供給ショックの恐れがあるとして、鉄鉱石価格が急上昇しています(図表4参照)。
ヴァーレは生産減少や事故に関連する損害賠償および法的費用の計上などによるマイナスの影響も考えられますが、鉄鉱石価格の上昇はプラス要因となると考えられます。

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