年初来で先進国株式を上回るパフォーマンス | ピクテ投信投資顧問株式会社

年初来で先進国株式を上回るパフォーマンス

2019/02/28iTrustロボ
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ポイント

年初来、当ファンドの基準価額は先進国株式を上回って推移しています。その背景には、半導体・半導体製造装置、ソフトウェア、電子装置・機器・部品、機械など当ファンドでの構成比率が高い産業のパフォーマンスが、米中通商協議の進展期待や半導体市場の底打ち期待などを背景に市場平均を上回って上昇していることがあります。引き続き米中の通商協議の動向などには注視が必要と考えます。一方でロボティクス関連市場は、中長期的に成長が期待できる投資テーマであることに変わりはありません。

 

年初来、当ファンドは先進国株式よりも大きく上昇

2019年年初来、当ファンドの基準価額は先進国株式を上回って推移しています(図表1、2参照)。
2018年10月から年末にかけて、株式市場に割高感があったことに加え、米国の利上げ継続や、米中貿易摩擦に対する懸念、英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感、イタリアの財政問題などを背景に世界の株式市場は大きく下落しました。このような中、当ファンドが投資対象とするロボティクス関連株式についても先進国株式と同じような下落となりました。しかし、2019年に入ると、米中通商交渉の進展に対する期待や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策を柔軟に運用する姿勢を示し米国の利上げ休止観測が高まったこと、中国が景気刺激策実施を示唆したことなどを背景に世界の株式市場は反発しました。
このような中、年初来(2019年2月25日まで)の当ファンドの騰落率は+17.9%となっており、先進国株式の+12.1%を上回っています。

 

組入比率の高い半導体関連や電子装置・機器・部品関連の上昇が寄与

当ファンドは、ロボティクス関連企業の株式に投資しており、業種別では、半導体・半導体製造装置やソフトウェア、電子装置・機器・部品、機械などの構成比が高くなっています(図表2参照)。

半導体・半導体製造装置やソフトウェア、電子装置・機器・部品といった情報技術セクターや、機械などの資本財セクターは米中貿易摩擦の影響が相対的に大きくなるとの懸念から2018年10月から12月にかけての下落率が大きくなりました。

しかし2019年に入ると米中通商協議が開始され、合意に至るのではないかとの期待が高まる中、米中貿易摩擦の影響を大きく受けたこれらのセクターは大きく反発し、相対的に良好なパフォーマンスとなっています(図表3参照)。

また当ファンドでの組入れがもっとも多い半導体・半導体製造装置産業については、米国半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジーの最高経営責任者(CEO)が、米中通商協議の結果に影響は受けるものの、2019年1-3月期が半導体メーカーにとってサイクルの底になるとの見方を示すなど、2018年半ば以降に減退した半導体需要が2019年中に再び拡大する可能性が注目されてきており、半導体・半導体製造装置関連企業の株価上昇に繋がっています。

 

中長期的に拡大が予想されるロボティクス市場

ロボティクス関連市場は、中長期的に成長が期待できる投資テーマであることに変わりはありません。

「第4次産業革命」が進む中で、製造や物流の現場でIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などを用いた自動化が進められています。特に中国における産業用ロボットに対する中期的な需要増加が注目されます。また、ロボット技術は医療の現場など、製造業以外でも幅広い活用が進んでいることもロボティクス関連市場にとってプラス要因となっています。

短期的にはさまざまな要因で市場が大きく変動する可能性がありますが、特に、2018年から大きな影響を受けている米中貿易摩擦の動向については、現在、進められている米中通商協議に対する期待が株価の上昇に繋がっていることもあり、注意が必要といえます。

一方で、米FRBの金融政策に対するスタンスがハト派寄りに変化していることや、中国の景気刺激策などは株式市場全体にとってプラス要因となり、ロボティクス関連株式にとっても株価上昇要因となると考えます。

 

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