ノアリザーブ1年運用チームからの手紙:新型コロナウイルスの感染拡大を受けて | ピクテ投信投資顧問株式会社

ノアリザーブ1年運用チームからの手紙:新型コロナウイルスの感染拡大を受けて

※投資リスク、手続・手数料等は、目論見書をご覧ください。

ポイント

新型コロナウイルスの感染拡大懸念が広がる中、ノアリザーブ1年の運用チームが皆様に現在の投資環境や今後の運用方針についてお知らせいたします。

投資環境

世界の株式市場は、企業業績の高い伸びなしには正当化できない割高な状況にありました。新型肺炎が拡大し始めた当初は、市場はこの問題を中国や日本など東アジアの局地的な事象と捉えてられていたように思われます。ところが先週末以降に感染者や死亡者がイタリアや中東にまで拡大したことで、市場はこれをパンデミック(世界的流行)として認識し始めました。また2003年のSARSが比較的短期間で終息した教訓から、今回も短期間の落ち込みで済むとの見方が一般的でした。しかし先週、中国政府が全人代を予定を定めず延期したことで終息の目処が立ちづらくなり、市場が経済への影響の長期化を織り込み始めたものと思われます。このため今週に入ってから、世界の株式市場は手のひらを返したように、弱気一色になっています。今後数週間は新型肺炎の世界的広がりと影響の長期化いう2つの「誤算」を、市場が消化する必要があると見られます。

足元の投資行動

こうした環境下、ノアリザーブ1年では債券の比率を引下げる一方、ゴールドの比率を従前5%程度から15%程度へと大きく引上げています。これは各国の中央銀行が新型肺炎による景気の強い下押し圧力を和らげるために、なんらかの金融緩和策を取らざるを得なくなると思われるからです。ただし世界の債券利回りは既に過去最低の水準にあり、債券の投資妙味は薄れています。世界経済に変調を来たせば、ゴールドが希少な安全資産として更に注目される可能性があると思われます。一方、株式については、従前より優良株やディフェンシブ株などの比率を高めていたこともあり、保有比率は約30%程度に据え置いたままとしています。

今後の運用方針

新型肺炎が経済にどの程度影響を及ぼすかが、今後の市場動向を左右する要因となるでしょう。景気の落ち込みが1四半期で済むのであれば「V字型」の景気回復が期待されますが、足下の状況に鑑みれば、4月以降も影響が残る公算が高まっているように思われます。今のマーケットは景気の落ち込みが2-3四半期続く「U字型」の回復を前提としており、FRBが2-3回の利下げに踏み切るとの見方が大勢を占めています。しかし万一、これにより世界経済が混乱に陥り、景気が一向に回復しない「L字型」のパターンを辿るようだと、市場の前提を根本から見直す必要も出てくるでしょう。

ノアリザーブ1年は現時点で「U字型」の回復という見方に基づいて、総じて慎重な運用を行う方針です。しかし新型肺炎の影響は、単に感染拡大に留まらず、旅行者の減少や消費手控え、イベントの中止・延期、生産ラインの停止など、様々な経路でボディブローのように景気に悪影響を及ぼすようであれば、「L字型」に陥る可能性は否定できません。このため当面は、新型肺炎の感染拡大が食い止められるのか、そして経済への悪影響がどの程度になるのかを慎重に見極めたいと考えています。

(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内容が変更される場合があります。)

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