基準価額動向と投資戦略 | ピクテ投信投資顧問株式会社

基準価額動向と投資戦略

2018/02/15クアトロ
※投資リスク、手続・手数料等は、PDF版をご覧ください。

ポイント

米国株式市場は急落し、2月5日には前日比で最大の下げ幅を記録するなか、クアトロの基準価額は小幅な下落にとどまりました。「米国株式市場のリスク要因は、流動性供給の減少、貿易戦争への懸念、割高なバリュエーション(投資価値評価)、テクニカル的な売りサインが出ていること」と見て、VIX先物をロング、ナスダック先物をショートとしていたことが下落局面に関しては、クアトロの基準価額にプラスに寄与しました。

米国株式市場は急落し最大の下げ幅を記録するなか小幅下落にとどまる

2018年2月2日には予想を上回る米国雇用統計の経済指標発表を受けて物価上昇、利上げ観測が高まり、米国国債利回りは2.8%を超えおよそ4年ぶりの水準まで上昇しました。こうしたなか米国株式市場は急落し、5日には前日比で最大の下げ幅を記録、世界的な株価下落となりました。その後も2月8日にかけて下落し、値動きの大きい展開となっています。

こうしたなか、主要株式市場が大きく下落する一方、クアトロの2月9日の基準価額は(2月2日比)で-1.3%(ー144円)下落の10,900円にとどまりました(図表1-1、1-2、2-1参照)。

VIX指数のロング(買い)、ナスダックのショート(売り)ポジションが寄与

昨年2017年来、「米国株式のリスク要因は、流動性供給の減少、貿易戦争懸念、割高なバリュエーションの3つ。相場の下落に備えるためのプットオプションの価格が急落しており、過度に楽観的なムードが漂っている。VIX指数は非常に低水準で、投資家の警戒感が薄れている。また、債券ファンドよりも株式ファンドに投資家の資金が流入しており、投資家がリスク資産に過度なポジションを取っている。テクニカル的にも良いサインは出ていないため今後、調整局面が訪れる事も覚悟すべき。」と述べてきました。

こうした分析を踏まえて、昨年10月以降は先物を利用して運用の機動性を高めるためにキャッシュ比率をやや引き上げ、以前より行っていたFTSE100、スイス株価指数、 CAC40などの先物買建の実質ロングポジションと、ナスダック先物の売建とVIX先物の買建の実質ショートポジションによりファンド全体の株式エクスポージャー調整を行ってきました。(3頁図表4-1参照)

2017年全体ではリスクを2%程度に抑えた運用のため主要株式市場が大幅上昇するなか、クアトロの基準価額4.1%の緩やかな上昇となりましたが、その後の2018年2月2日からの株式市場の急落局面では、リスク分散、回避のためのナスダックとVIX先物のヘッジポジションが寄与しクアトロの下落率は小幅にとどまりました。(右に続く)

なお、この間(2月1日~8日)VIX先物(2018年2限月)は112%上昇、ナスダックは8.2%(現地通貨ベース)の下落となりました。(図表1-1~2、2-1~2参照)

データは過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証する ものではありません。

 

ネガティブなサインを示していた指標

ピクテ・センチメント・インデックス等のテクニカル指標で 見てみても、投資家が総じて強気スタンスに偏っていた ため、株式市場にとってはネガティブな兆候を示している と見られました。米国のブル・ベア比率(強気の投資家/ 弱気の投資家)からは強気の投資家が大勢を占めてお り、新規株式公開(IPO)の動向や、世界株式の投資信託 および上場投資信託(ETF)に流入した資金が大きく増加 していることからも、投資家が株式市場に対して過度に 楽観的になっていると分析していました。

また、VIX指数は過去最低水準で推移していたことから、 投資家の警戒感が薄れている様子がうかがわれました。 その後、株式市場の急落を受けて、VIX指数は急上昇し ています。

バリュエーション面からは米国株式市場に関しては危険 水域に突入しつつあると見ています。好業績が米国株式 市場を支えているものの、業績見通しが悪化するような ことがあれば、株価が相応に調整する可能性もあり注意 が必要と見ています。

センチメント、バリュエーション、流動性、ボラティリティ、 マクロ指標などを含む10の指標で構成される「ピクテ米 国バブルインデックス」は警戒水域に近づきつつありま す。(図表3-1~3-3参照)

 

今後の運用方針~株式と債券をバランス 良く保有、金投資も継続し、リスクに配慮

今後の運用方針としては、株式と債券をバランス良く保有 する他、金への投資も継続し、リスクに配慮したポートフォ リオを維持します。株式では、相場の調整局面に対する 備えとしてディフェンシブセクターの保有を継続する他、 景気敏感セクターの中でもバリュエーションが比較的割安 な水準にある株式に投資します。また、株式市場の変動 率が高まる中、ボラティリティ指数先物のロングを継続し ます。債券では、インフレ率上昇への備えとして物価連動 国債の保有を継続します。一方、米国の利上げが続く 中、米長期国債のポジションは減らす方針です。

 

【注釈等】

※変動要因は月次ベースおよび設定来の基準価額の変動要因です。基準 価額は各月末値です。設定来の基準価額は基準日現在です。※変動要因 はマザーファンドの組入ファンドの価格変動を基に委託会社が作成し参考情 報として記載しているものです。各項目(概算値)ごとに円未満は四捨五入し ており、合計が一致しない場合があります。

※信託報酬等は、当ファンドの信託報酬や信託事務に要する諸費用等を含 みます。その他には、当ファンドで直接行われる為替予約取引の要因等を含 みます。

※記載の変動要因はマザーファンドの組入比率とマザーファンドの組入ファン ドの価格変動および組入比率から算出した組入ファンド別の要因分析を主な 投資対象ごとに集計したものです。したがって、組入ファンドの管理報酬等や、 為替変動要因、ヘッジコスト、ヘッジ比率の変動による要因等は各投資対象 に含まれます。また、短期金融商品等を主な投資対象とするファンドの要因 は、その他に含めています。

※各項目の注意点 基準価額は信託報酬等控除後です。信託報酬率は 「手続・手数料等」の「ファンドの費用」をご覧ください。

※キャッシュ等には投資先ファンドで保有する現金等の比率を含みません。

※REITは株式に分類しています。コモディティはオルタナティブとは分けて分 類しています。

※クアトロの基準価額は、実質的な信託報酬等控除後、また換金時の費 用・税金等は考慮しておりません。 ※日本株式:TOPIX、新興国株式:MS CI新興国株価指数、世界株式:MSCI世界株価指数、米国REIT:FTSE E/N All Eqty Reit、米国株式:S&P500種指数、NYダウ:MYダウ工業株 30種、ナスダック:ナスダック総合指数 ※株価指数は配当込み

出所:ブルームバーグをもとにピクテ投信投資顧問作成

 

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