投資の3原則 グローバル分散、資産分散、限定的時間分散 | ピクテ投信投資顧問株式会社

投資の3原則 グローバル分散、資産分散、限定的時間分散

2019/06/27クアトロ
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ポイント

ピクテには214年の資産保全の歴史で学んだノウハウがあります。それは資産運用の安定性を生み出す3原則、1)グローバル分散、2)資産分散、3)(限定的)時間分散、です。2018年は極めて不透明感が高まった年でしたが、市場環境が不透明な時こそ、グローバル分散、資産分散された低リスク型のバランスファンドを、限定的時間分散で、資産構築を開始するタイミンであると考えられます。

 

資産運用の安定性を生み出す3原則

図表1は、1987年から2018年までにかけて、各年におけるプラスリターンを獲得した資産クラスの比率の推移を見たものです。2018年は34の資産クラス中プラスリターンを獲得した資産クラスの比率はわずか21%と、過去30年余りで最低水準となりました。(図表1参照)

その後金融市場は回復しましたが、依然、米中貿易摩擦、主要中央銀行の金融政策動向などに左右される展開となり、世界景気の先行きには不透明感が高まっており、市場は大変不透明な時期にあるといえます。

こうした環境下、重要なのが、資産運用の安定性を生み出す3原則です。これは、ピクテが214年の資産保全の歴史で学んだノウハウです。3原則とは、

1)グローバル分散(投資地域を世界に分散)、

2)資産分散(投資対象資産を分散)、

3)(限定的)時間分散、(マーケットが今のような不透明な時期にこそ、時間をかけてポートフォリオを構築)、

の3つです。

グローバル分散、資産分散により、価格変動がより安定化することが期待されます。ただ、そこまで安定化を追及しても、価格は上がる事もあれば、下がる事もあります。そこでさらに、資産運用のいっそうの安定性を生み出すポイントが、限定的時間分散です。

市場が不透明なこうした時期こそ 「低リスクバランスのポートフォリオの構築開始の好機」と捕らえ、限定的時間分散投資を始める時期とみています。

 

市場にはサイクルがある

何故「限定的時間分散」が必要かというと、市場にはサイクルがあるからです。 市場は①ボトムをつけたあと株価の上昇を伴いながら②上昇サイクルにはいり、そして、③ピークをつけます。その後、④下落サイクルに入ると株価は下落、そして急落してボトムをつけます。(図表2参照)

こうした市場のサイクルに合わせて、ボトムからの上昇サイクルでは、追加購入、上昇サイクルからピークへと向かう局面は分散と流動性の確保、ピークから下落サイクルでは、リスク低減、そして下落サイクルからボトムへ向かう株価急落の局面はバーゲンハンティングのチャンス、と考えられます。(図表2参照) より具体的に、何時、どの資産に投資すると良いかのポイントは、一歩先に動く、という事です。

下落サイクルからボトムに向かう局面は、①「一部をリスク資産へ徐々にスイッチ」、ボトムから上昇サイクルは、②「リスク資産の投資終了」、上昇サイクルからピークは、③「流動性が低く、値動きの大きいリスク資産の売却開始、低リスクバランスへ徐々にシフト」、そして、現在はここにあたると考えていますが、ピークから下落サイクルに向かう時は、④「低リスクバランスの限定的時間分散投資の開始」です。(図表3参照)

 

3原則の効果:マーケットが不透明な時期に限定的時間分散を行った場合

市場のサイクル分析では、現在が「グローバルに分散した低リスクバランスの限定的時間分散投資の開始」のタイミングであると考えます。何故ならば、市場が不透明ななか、ポートフォリオ構築期間に安定した収益率が期待できるからです。

資産運用がうまくいかなかった理由のなかには、「不透明だから手放した」、「値上がりしてきたから買った」といった、投資サイクルでみると、ずれたタイミングで、投資機会を逃してしまった、あるいは、高値で投資してしまった投資行動が原因の場合があげられます。

これは、想定以上に大きな下落を経験すると、資産価格が安い時に投資できる買いの機会にもかかわらず、ポートフォリオ構築をストップしてしまうことが大きな原因となります。これは大きな投資機会の損失です。なぜなら、資産価格が安い時に投資をやめてしまう事になるからです。 「グローバルに分散した低リスクバランスの限定的時間分散投資」はこうした不透明な時期にも、他の資産にくらべて価格変動が小さいため、一喜一憂する必要が少なく、投資を継続しやすいといったメリットがあります。

実際の例で検証してみると、図表4は34の資産クラス中プラスリターンを獲得した資産クラスの比率がわずか33%となった時期A(1頁図表1参照)、日本のバブルが崩壊し、世界的に株式市場が低迷した1990年の翌年から2年にわたりバランスポートフォリオの構築を開始したシミュレーション例を示しています。(図表4参照)

図表4の水色の期間がポートフォリオ構築期間で、緑色の折れ線はグローバル分散、資産分散を行った低リスク型ポートフォリオ、灰色はグローバル分散していない、日本の資産だけで分散を行ったバランス型ポートフォリオのパフォーマンスです。どちらも安定して上昇しました。

その各ポートフォリオ構築期間の平均収益率と最大下落率を示しているのが、図表5の棒グラフです。灰色のグローバル分散していないポートフォリオの場合、ポートフォリオ構築期間中に最大4.3%の資産価値の下落に見舞われていたことがわかります。(図表5参照)一方で、グローバル分散と資産分散が出来ている低リスク型ポートフォリオの場合、最大下落率はー0.6%に抑えられていたことがわかります。ここが大きな違いです。

不透明な時期、つまり、良い資産であっても、バーゲンハンティングとなっている時期に、しっかりとグローバル分散したポートフォリオを構築する事ができていればその後しっかりと運用成果を生み出しています。 この不透明な時期こそ、これらの3つの原則、グローバル分散、資産分散、そして限定的時間分散を活用することで、より安定した資産運用をスタートする好機であるとも考えられます。

 

 

 

 

限定的時間分散で、資産構築を開始するタイミング

この3つの原則を実行する上で欠かせない、最初の2つ、グローバル分散と資産分散をしっかりと実行してきているクアトロの運用実績は中長期で安定した運用実績となりました。(図表6参照) 2019年5月末時点では、設定来のリターンは年率で1.4%と、日本のインフレ率(2019年5月前年同月比0.7%)を上回る運用実績を残しています。

棒グラフは、市場の不透明感を表す、「各月における前年同月比でのプラスリターンを獲得した資産クラスの比率」ですが、チャイナショック後、2016年2月にはプラスのリターンの資産の比率は26%まで低下しましたが、クアトロの基準価額は相対的に安定して推移しました。(図表6参照)

そして、2018年は極めて不透明感が高まった年でした。2018年12月にはプラスリターンの資産比率はわずか21%となりました。こうした市場環境が不透明な時こそ、クアトロのような、グローバル分散、資産分散された低リスク型のバランスファンドを、限定的時間分散で、資産構築を継続すべきであると考えます。

 

 

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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