ピクテ・セキュリティ・ファンド運用チームからの手紙 ~新型肺炎に揺れる市場の中での考え方~ | ピクテ投信投資顧問株式会社

ピクテ・セキュリティ・ファンド運用チームからの手紙 ~新型肺炎に揺れる市場の中での考え方~

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ポイント

株式市場が新型肺炎の感染拡大で大きく変動する中で、ピクテ・セキュリティ・ファンド運用チームからのメッセージをご紹介いたします。

新型肺炎の感染拡大、セキュリティ関連企業への影響は?

新型コロナウイルスに関連した肺炎(以下、新型肺炎)の感染拡大が懸念されることから、足元で世界の株式市場は下落しています。はじめて感染が確認された中国から、周辺国の韓国では感染者が900人以上、さらにアジア以外でもイタリアやイランでも感染が拡大するなど深刻さを増しています。

ピクテ・セキュリティ・ファンド運用チームでは、刻一刻と変わる状況の中で、感染拡大で我々が投資を行っているセキュリティ関連企業にどういった影響が及ぶ可能性があるかを注視し続けています。

現時点では、中国、韓国、イタリアの企業の株式への直接的な投資は行っていません。しかし、組入銘柄の中で、企業業績が景気の変動に左右されやすい特性(シクリカル性)を持つ自動車関連や産業機器関連、半導体関連企業などについては、短期的に業績・株価の両面でマイナスの影響が及ぶ可能性があるとみており、特に注意深くモニタリングしています。

2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染拡大が懸念された時期を振り返ってみると、感染拡大という悲しいニュースの中でも、我々が投資を行うセキュリティ関連企業の中には、売上・利益のプラス要因となるとの思惑から、株価が堅調に推移した企業もありました。
例えば、病院や研究所、バイオ医薬品企業に検査・分析機器などを納品しているライフサイエンス関連企業です。新たなウイルスが発見された場合には、有効なワクチンの開発や迅速な診断の必要性などがあります。こうしたヘルスケア・ニーズを背景に、今後も長期的に安定した成長が見込まれる分野として注目されます。

一方、マイナスの影響が懸念されるものとしては、前述のシクリカル性の強い銘柄群に加えて、VISA(米国)などの電子決済関連銘柄も短期的にはマイナスの影響が懸念されます。この背景としては、アジア中心に旅行を控える動きが強まる可能性があるためです。特に中国の人々が海外旅行を控える動きがでることは懸念されます。中国の消費者は国内では「アリペイ」などのアプリ決済を利用しますが、海外の旅先では、圧倒的に「VISA」カードの利用が多いとされています。こうした懸念が実際のものとなると、VISAの業績には短期的なマイナスとなるでしょう。
しかし、これも長くは続かないとみています。通常は、一時的に個人旅行・ビジネス出張が控えられたとしても、その後はその分を取り返すような回復振りをみせるからです。

中長期的な見方:相対的に高い成長期待に変わりはない

これまでにもいくつかの企業の株式については、株価の調整がずいぶん進み、株式のバリュエーション(投資価値評価)水準も低下した銘柄もあります。しかし、今後の利益・収益性の見通しに不透明感が強まっている中では、当面は株価の値動きが大きくなる可能性を念頭においておく必要があるでしょう。

しかし、中長期的に見れば、世界のセキュリティ関連企業は、相対的に高い成長が期待できる分野で事業を展開しているとの見方には全く変りがありません。
感染拡大がさらに広がるか、または、長期化するかについて予測することは困難ですが、こうした中で、我々の運用に際しては、短期的な影響と長期的な影響をしっかりと見極めて銘柄を選択していくことが重要であると考えています。長期的な成長ストーリーになんら変化がないと判断される銘柄については、短期的な株式市場全体の調整は、絶好の投資機会となる可能性もあるからです。

2003年のSARSの流行期にも、約6ヵ月間は不安定な株式市場の状況が続きました。しかし、その後は世界保健機構(WHO)の終息宣言や各国の渡航禁止令解除等を待たずして、感染者数の増加が緩やかとなってから1~2ヵ月程度後には株式市場は回復基調となりました。もちろん、当時と今回では経済情勢や感染状況等に違いはありますが、1つの参考にはなるでしょう。引き続き、今後の情勢を注意深くみていくとともに、投資機会を探っていく考えです。

 

(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内 容が変更される場合があります。)


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