相対的な魅力が高まる新興国「バリュー株式」 | ピクテ投信投資顧問株式会社

相対的な魅力が高まる新興国「バリュー株式」

2019/03/27新興イン
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ポイント

当ファンドは新興国の中でも配当利回りに注目したバリュー株投資を行っています。一貫してバリュー株投資の手法をとり続けることで、市場の局面によっては(例えば2017年のように)、市場平均を下回るパフォーマンスとなることもあります。足元では、これまで株価の上昇率が大きかったハイテク関連銘柄などを中心としたグロース株式のバリュエーション面での割高感や利益見通しの下方修正傾向などから、バリュー株式の相対的な魅力が高まっていると考えられます。

バリュー株投資を行う 当ファンド

ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月決算型)/(1年決算型)(以下、当ファンド)は、新興国の中でも、魅力ある配当利回り水準を提供し、かつ、財務・収益基盤が健全な企業の株式に投資を行うファンドです。

配当利回りは、バリュエーション(投資価値指標)の1つであり、配当利回りが相対的に高い株式は、配当水準の観点からみて現在の株価は割安と判断し(=魅力的な配当利回りを提供)、購入する一方で、配当利回りが低下(=割高)した銘柄は売却するといった銘柄入れ替えを行う、バリュー株投資を行っています。

2017年に大きく出遅れるも、 2018年以降は変化の兆し

当ファンドでは、配当利回り水準に注目したバリュー株投資の手法に基づく運用を一貫して行っていることもあり、市場の局面によっては、市場平均を下回るパフォーマンスとなることもあります。
例えば、2017年は、新興国株式市場全体でみると、先進国株式を上回り、好パフォーマンスを収めた年でした。この新興国株式市場の上昇局面をけん引したのは、中国のハイテク関連企業であったといえます。人工知能(AI)やクラウド、IoT(モノのインターネット)、eコマースなどの拡大といった革新性や技術が話題を集め、世界の株式市場でも注目されました。ハイテク関連株式は一般に「グロース株式」と分類さます。

一方、このような「グロース株式」に市場の注目が集まる局面では、当ファンドが投資対象とする「バリュー株式」は、相対的に劣勢となります。当ファンドの2017年年間のパフォーマンスはプラスであったものの、新興国の市場平均(図表1の新興国株式)を下回る結果となりました(図表1「2017年」参照)。

2018年については、年間では世界的に株式市場が下落となった中、新興国株式も下落しました。特に年後半にかけて、世界的な景気減速懸念の高まりなどから、それまで大きく上昇してきた世界のハイテク関連銘柄の株価の調整の動きが強まった影響などがあったと考えられます。この局面において、当ファンドのパフォーマンスも世界的な株安の流れを受けて下落したものの、相対的に下落幅はわずかながら小幅に留まりました(図表1の「2018年」参照)。

さらに、2019年に入り足元(3月20日)までの新興国株式の反発局面では、当ファンドのパフォーマンスは市場平均とほぼ同様なペースで上昇基調にあります(図表1の「2019年(3月20日まで)」参照)。

バリュエーション格差の存在 新興国グロース株式の割高感

2018年以降足元までで、2017年のような大幅な出遅れトレンドからの脱却の兆しがみられる背景の1つには、それまで大幅に株価が上昇したハイテク関連株などを代表とするグロース株のバリュエーションが過熱を示すような高水準に達したことなどがあると考えられます。

こうした銘柄の株価は2018年年末にかけて下落したため、予想PERは過去10年間の平均水準にまで低下しましたが、足元では再び平均を上回る水準に上昇しています。 一方、バリュー株式については、足元でも過去平均を下回る水準にあり、バリュエーション格差が拡大しており、バリュー株の相対的な魅力を高めていると考えられます(図表2参照)。

利益のモメンタムに変化 新興国グロース株式の下方修正傾向

新興国の中でもハイテク関連銘柄などはこれまで、技術革新や新しい市場の開拓などを背景に高い成長を実現してきました。こうした分野については、今後も成長が期待されるものの、これまでの成長ペースに比べると、減速する可能性が高まっていると考えられます。
例えば、2017年に新興国市場を大きくけん引した中国のインターネット関連セクターの利益成長について、ピクテでは過去5年間は年率+40%程度の高い成長を達成した一方、今後の3年間については+20~30%の成長ペースに減速するとみています。

新興国株式市場全体のセクター別の予想EPS成長率の変遷をみても、情報技術セクターの予想成長率は下方修正される傾向が大きくなっています。その一方で、バリュー株に多く分類される金融セクターの利益見通しは底堅い推移を示しています(図表3参照)。

こうした利益モメンタムの動向も、株価の動向に影響を与えると考えられます。

過去の実績では、バリュー株式とグロース株式の相対的な株価パフォーマンスは、予想利益水準のモメンタムを反映するかたちで推移してきました(図表4参照)。足元で、グロース株式の利益予想により大きく下方修正の傾向がみられる中、多くの投資家がグロース株式以外のより幅広い投資機会を探し始める動きを強めると考えられます。そうした中で、バリュエーション面や利益のモメンタムの面で相対的に魅力が高まるバリュー株式にも注目が集まる可能性があると期待されます。

相対的に割安な新興国の中でも より割安感の強い銘柄に投資

当ファンドでは前述の通り、配当利回りに注目したバリュー株投資を行っています。また、特定の銘柄、国や通貨に集中せず、分散投資をしています。当ファンドの組入銘柄のバリュエーション水準をみると、新興国の平均やその他主要国株式に比べて相対的に割安な水準にあります。

例えば、予想PER水準を比較した図表をみると、新興国株式は、先進国株式に比べて魅力的な(低い)水準にありますが、当ファンドの組入銘柄の平均は、その新興国株式に比べてもさらに割安な水準にあります(図表5参照)。

また、バリュー株式への投資を行う際、「バリュー・トラップ」(バリュエーション指標から割安と判断される銘柄に投資したものの、一向に値上がりしない状況に陥ること)をいかに避けるかという点も重要になります。

当ファンドの投資プロセスの「ファンダメンタルズ分析」の中では、配当支払いが持続的に可能か、また、企業のファンダメンタルズは改善方向にあるか、といった点に特に注目した銘柄選別を行うといった特徴があり、その結果、割安な銘柄の中でもより「質の高い」銘柄を選別し投資が可能になると考えています。

 

 

 

 

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