新興国株式投資でも、無視できない「配当」の重要性 | ピクテ投信投資顧問株式会社

新興国株式投資でも、無視できない「配当」の重要性

2020/02/21新興イン
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ポイント

株式投資のリターンの源泉は大きく①株式の値上がり益、②配当収入に分けることができます。このうち②配当収入は、株価の変動に大きく左右される値上がり益に比べて、投資リターンの安定につながることが多く注目されます。過去約20年の投資期間でみた場合、新興国株式への投資でも、「配当収入」がトータル・リターンの約4割を占めました。

「配当収入」:株式投資の「セーフティ・ネット」としての役割に期待

株式投資のリターンの源泉は大きく①株式の値上がり益、②配当収入に分けることができます。このうち、①株式の値上がり益については、株価の変動によって大きく左右されることになります。とかく、新興国株式への投資では、投資対象となる新興国は一般に先進国に比べると、政治・経済、社会情勢等が不安定である場合が多く、こうした不安定要因を背景に株式・為替など金融市場の値動きが相対的に大きくなるリスクがあると考えられています。こうした中で、①株式の値上がり益については、投資タイミングや投資期間によって大きく異なる可能性があります。

一方、②配当収入については、企業業績の悪化で減配の可能性はあるものの、株価の変動に比べると比較的安定して獲得できると考えられます。このため、株式投資をトータル・リターンで考えたとき、②配当収入はいわば「セーフティ・ネット(安全網)」のような役割を果たすことが期待されます。

2000年以降、足元(2020年1月末)までの約20年間の主要株式に投資を行った場合のトータル・リターンを①値上がり益と②配当収入(配当収入に再投資効果含めたもの)に分けてみると、いずれの場合も②配当収入が投資リターンを下支えしていることがわかります。

新興国株式の場合でも、相対的に高い成長期待などから、株式の値上がり期待に注目が集まりがちですが、実はトータル・リターンの約4割が配当収入から生み出されていました。

 
 
 
 
 
 
 
 

「配当」利回りに注目した新興国高配当株式投資

さらに、高配当利回りの銘柄に注目することで、より厚みのある配当収入を獲得できる可能性もあります。

2000年以降、足元(2020年1月末)までの約20年間で、新興国株式と新興国株式の中でも高配当利回りの銘柄群である新興国高配当株式への投資リターンを比較すると、新興国高配当株式への投資では、より多く配当収入を獲得していることが示されています。

 

ちなみに、「値上がり益」についても新興国高配当株式が新興国株式を上回っています。これは「配当利回り」に注目した投資を行う中で、配当利回りが低下(配当水準からみて株価が割高になる)した銘柄を売却して、配当利回りが高くより魅力ある(割安感がある)銘柄を購入することを繰り返し行って得られるプラス効果(=銘柄入れ替え効果)と考えられます。

新興国高配当株式に投資を行う当ファンド

当ファンドでは、新興国株式の中でも、配当利回り水準に魅力があり、かつ、財務・収益基盤(企業のファンダメンタルズ)が健全な銘柄を選別して投資を行っています。個別銘柄の調査においては、特に継続的に配当の支払いが可能な企業であるかという点について重点項目として十分な分析を行っています。

足元では引き続き米中通商問題や中東などの地政学的リスクが依然として残っていることに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大により、感染拡大の中心である中国をはじめ世界経済の先行きに対して再び不透明感が高まっています。こうした不安定な市場の中でも、「配当収入」は投資リターンの「セーフティー・ネット」としての役割を果たしてくれるものと期待されます。

(※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内 容が変更される場合があります。)

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