米国:貿易摩擦でも資本支出は好調 | ピクテ投信投資顧問株式会社

米国:貿易摩擦でも資本支出は好調 先進国 米国

2018/09/27先進国

ポイント

米国経済は全体として、昨今の貿易摩擦は心配する必要がないように見えます。米国が課する関税や対抗する中国の関税にもかかわらず、米国の資本支出は堅調に推移しています。

最近の米トランプ政権が仕掛ける貿易摩擦にかかわらず、米国の経済成長は堅調に推移しています。現在、米国の民間企業の投資が好調で、旺盛な資本支出が今後とも継続する背景となっています。そして、資本支出の伸びは、今後とも米国の景気拡大が継続する要因になると見られます。米国の景気拡大は、かなり長期にわたって継続してきましたが、景気後退に陥るのはまだ先のことになりそうです。

資本支出を見るうえで、四半期毎に発表される「ビジネス・ラウンドテーブル・CEO調査」における、資本支出の指数が重要です(下記グラフ参照)。この指数は、2018年第3四半期(7-9月)に103.2となり、第2四半期(4-6月)の107.6や、歴史的に最高水準である第1四半期(1-3月)の115.4から鈍化しています。なお、第1四半期の指数は、前年12月の法人税の減税の恩恵を受けています。

この資本支出の指数の過去2回の四半期における低下について、多くの市場参加者が懸念しています。ところが、最近の貿易摩擦に対する不透明感にかかわらず、大きく指数が下落しないことが注目に値します。資本支出についてはより楽観的な見方をした方が良さそうです。第3四半期の103.2という資本支出の指数値は、この指数が発表されて以来で6番目に高い数字であり、10%を超える四半期の資本支出の伸び率の裏付けがあります。

「ビジネス・ラウンドテーブル・CEO調査」だけが、楽観的な見通しを立てているわけではありません。例えば、リッチモンド連銀は、2018年9月の製造業の資本支出は、2014年9月以来の高水準という調査を発表しています。また、アメリカ国勢調査局は、資本財への発注が最近増加していることを発表しています。重要なことは、資本支出が原油や天然ガスといったエネルギー部門に限定されているわけではなく、米国経済全般について増加が見られることです。

ビジネス・ラウンドテーブル・CEO調査の資本支出指数(右軸)と米国の投資増加率(%、左軸、前年同期比)

   

出所:ピクテ・グループ

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