バイオ医薬品市場(15年3月号) | ピクテ投信投資顧問株式会社

バイオ医薬品市場(15年3月号) バイオ医薬品 グローバル

2015年2月のバイオ医薬品市場

バイオ医薬品関連企業の株価動向

2月のナスダック・バイオテック指数(ドルベース、配当含まず)は上昇しました。

ゲノム関連企業の決算では、ギリアド・サイエンシズ(米国)が予想を上回る直近決算を発表し、また、初となる配当の実施を発表しました。一方で、C型肝炎治療薬について予想以上の値下げを発表したことは、株価にとってマイナス要因となりました。

治験関連ニュースでは、また、アムジェン(米国)は、関節リュウマチ治療薬「ヒュミラ」のバイオ・シミラー(バイオ医薬品の後発薬)の治験において、良好な結果を発表しました。エスペリオン・セラピューティクス(米国)は、コレステロール低下剤治療薬候補について、米食品医薬品局(FDA)により差し止めされていた治験が、差し止めが解除されたことを受けて、フェーズ3治験を開始することを発表しました。ブルーバード・バイオ(米国)は、輸血依存βサラセミア患者の遺伝子治療候補がFDAの画期的治療制度の対象になったと発表しました。また、セルデックス・セラピューティクス(米国)の神経膠芽腫の治療薬候補も画期的治療制度の対象になったと発表されました。

M&A(合併・買収)関連ニュースでは、ブリストル・マイヤーズ・スクイブががん免疫療法薬を開発している未上場のフレクス・バイオサイエンシズ(米国)の買収を発表しました。また、ファーマサイクリックス(米国)や、PTCセラピューティクス(米国)などについて買収観測が高まりました。

その他のニュースでは、アコルダ・セラピューティクス(米国)の多発性硬化症治療薬の米国における特許について、ヘッジ・ファンドが特許の有効性に対して異議申し立てを行いました。このヘッジ・ファンドでは、他のバイオ医薬品関連企業に対しても同様な申し立てを行う計画であるとしています。

記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考情報であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。また、記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

今後のバイオ医薬品市場見通し

医薬品価格引下げ圧力の高まりなどのマイナス材料もあるものの、ここ最近の大型医薬品の承認や、有望な新薬のパイプラインの動向から、バイオテクノロジー企業群は引き続き成長が期待できると考えており、今後数年にわたってヘルスケアセクターを上回る売上成長が期待できると見ています。

バイオ医薬品関連企業の売上高は相対的に高い伸びが見込まれる

バイオ医薬品関連企業の売上高は、新興国の企業を上回って堅調に成長してきました。(PDF図表5参照)バイオ医薬品関連企業については、(1)有望な治療薬候補の良好な治験結果の発表、(2)大型の新薬の承認、(3)新薬販売開始後の業績寄与の拡大などを背景に、米国企業や日本企業よりも相対的に高い売上高の伸びが見込まれています。(PDF図表6参照)

売上高の伸びに沿って株価も上昇

過去の実績では、バイオ医薬品関連企業の株価は、売上高の伸びとともに上昇してきたことがわかります。(PDF図表7参照)

バリュエーション:上昇傾向にあり

2011年以降、バイオ医薬品関連株式の株価が大きく上昇したことから、PSR(株価売上高倍率)で見たバリュエーション(投資価値評価)は、ここ数年でみると高い水準にあり、一部、割高となっている可能性もあります。(PDF図表8参照)

(※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。)

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