バイオ医薬品市場(15年7月号) | ピクテ投信投資顧問株式会社

バイオ医薬品市場(15年7月号) グローバル バイオ医薬品

バイオ医薬品関連企業の株価動向

6月のナスダック・バイオテック指数(ドルベース、配当含まず)は上昇しました。

治験関連ニュースでは、バイオマリン・ファーマシューティカル(米国)の軟骨形成不全症治療薬候補BMN-111、アムジェン(米国)の片頭痛治療薬候補、セージ・セラピューティクス(米国)の産後うつ病治療薬候補SAGE-547、ハロザイムセラピューティクス(米国)の膵臓がん治療薬候補PEGPH20、イミュノジェン(米国)の卵巣がん治療薬候補IMGN853、シナジー・ファーマシューティカルズ(米国)の慢性便秘治療薬候補プレカナチド、プロセナ(米国)のALアミロイド症治療薬候補NEOD001の治験についてそれぞれ良好な結果が得られました。一方、プーマ・バイオテクノロジー(米国)は乳がん治療薬候補について失望を誘う内容のデータを発表しました。またアバランチ・バイオテクノロジーズ(米国)は血管新生型加齢黄斑変性症の遺伝子治療の治験結果を発表しましたが、投資家の期待を下回る内容となりました。

承認関連ニュースでは、メディシンズ・カンパニー(米国)の抗血小板静注薬ケングリアルが米食品医薬品局(FDA)により承認されたほか、リジェネロン(米国)とアムジェンの高コレステロール薬(リジェネロンはプラルエント、アムジェンはレパサ)が、スタチン不耐症の患者に対する使用には不透明感が残るものの、FDAの諮問委員会から承認の推奨を得ました。

その他のニュースでは、セルジーン(米国)が、ジュノ・セラピューティクス(米国)に対して総額10億ドルを投資し、がん治療法開発分野で提携するなど、ジュノ・セラピューティクスなどが開発しているCAR-T(キメラ抗原受容体を用いた遺伝子改変T細胞療法)が注目を集めました。

今後のバイオ医薬品市場見通し

医薬品価格引下げ圧力の高まりなどのマイナス材料もあるものの、ここ最近の大型医薬品の承認や、有望な新薬のパイプラインの動向から、バイオテクノロジー企業群は引き続き成長が期待できると考えており、今後数年にわたってヘルスケアセクターを上回る売上成長が期待できると見ています。

こうした成長性に加えて、良好な治験結果が示されれば、中長期的にはゲノム関連企業の株価は引き続き上昇基調が期待できると考えます。短期的にはこれまで大きく上昇していることなどを背景に、利益確定の動きが起こる可能性については排除できず、注意が必要と考えます。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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バイオ医薬品関連企業の売上高は相対的に高い伸びが見込まれる

バイオ医薬品関連企業の売上高は、新興国の企業を上回って堅調に成長してきました。(PDF図表5参照)

バイオ医薬品関連企業については、①有望な治療薬候補の良好な治験結果の発表、②大型の新薬の承認、③新薬販売開始後の業績寄与の拡大などを背景に、米国企業や日本企業よりも相対的に高い売上高の伸びが見込まれています。(PDF図表6参照)

売上高の伸びに沿って株価も上昇

過去の実績では、バイオ医薬品関連企業の株価は、売上高の伸びとともに上昇してきたことがわかります。(PDF図表7参照)

バリュエーション:上昇傾向にあり

2011年以降、バイオ医薬品関連株式の株価が大きく上昇したことから、PSR(株価売上高倍率)で見たバリュエーション(投資価値評価)は、ここ数年でみると高い水準にあり、一部、割高となっている可能性もあります。(PDF図表8参照)

(※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。)

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