バイオ医薬品企業へのM&A | ピクテ投信投資顧問株式会社

バイオ医薬品企業へのM&A グローバル バイオ医薬品

ポイント

大手製薬会社アストラゼネカがZSファーマの買収を発表するなどバイオ医薬品関連企業に対するM&Aの動きが継続しています。2015年のバイオ医薬品関連企業をターゲットとするM&Aの総額は過去10年で最高となっており、このような動きは引き続きバイオ医薬品関連企業の株価にとってプラス要因となるものと考えます。

11月も継続するバイオ医薬品関連企業買収の動き

2015年11月6日、英国の大手製薬会社アストラゼネカが米国のバイオ医薬品企業ZSファーマを、前営業日の株価を42%上回る1株あたり90ドル、総額約27億ドル(約3,300億円)で買収することを発表しました。この買収によりアストラゼネカはZSファーマの高カリウム血症治療薬候補「ZS-9」などを獲得することになります。

また2015年11月2日には、アイルランドの大手製薬会社シャイアーが米国のバイオ医薬品企業ダイアックスを買収することで合意したと発表しました。なお、買収額は約65億ドル(まず1株あたり37.30ドル、計59億ドルを支払い、主力製品が承認を得られた後に1株あたり4ドル、計6億4,600万ドルを支払う)(約7,900億円)となります。この買収でシャイアーは遺伝性血管浮腫治療薬の分野を拡大することになります。

2015年のM&Aの総額は、過去10年で最高水準に

バイオ医薬品関連企業に対するM&A(合併・買収)の動きですが、2015年年初来の買収総額は過去10年で最高となっています(図表1参照)。買収額が約200億ドル(2兆4,400億円)となったアッヴィ(米国)によるファーマサイクリックス(米国)の大型買収をはじめ、活発なM&Aの動きが継続しました。

バイオ医薬品関連企業は、有望な治療薬候補を有することや、開発技術を保持していることなどが魅力となり、ここ数年、大手医薬品企業による買収の対象となってきました。更に、バイオ医薬品企業同士の買収も増えてきており、バイオ医薬品企業が絡むM&A(合併・買収)は活発に推移しています。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。
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引き続きM&Aの動きは継続する見通し、株価の大幅な調整には注意が必要

バイオ医薬品関連企業は、これまで画期的な治療薬候補を提供し、今後も有望な治療薬の承認が期待されています。そのためバイオ医薬品関連企業は引き続き魅力的な買収ターゲットとなる可能性があると考えられ、このようなM&Aの動きは、バイオ医薬品関連企業の株価にとってもプラス要因になるものと考えます。

ただしバイオ医薬品株式は、ここ数年、大きく上昇しており、PSR(株価売上高倍率)で見たバリュエーション(投資価値評価)も2011年頃に比べると高い水準にあります(図表2参照)。また、足元では米国における薬価を巡る不透明感の高まりや世界経済の先行きなどが懸念材料となっており、これらの懸念が高まった場合には、バイオ医薬品関連企業の株価が大きく調整する可能性がある点には注意が必要と考えます。

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