トランプ大統領が新薬承認プロセスの迅速化を確約 | ピクテ投信投資顧問株式会社

トランプ大統領が新薬承認プロセスの迅速化を確約 バイオ医薬品 北米 米国

ポイント

2017年1月31日、米国のトランプ大統領はセルジーンやアムジェンなどのバイオ医薬品企業を含む大手製薬企業の経営陣と会談し、新薬の承認プロセスの迅速化について確約しました。この会談を受け、新薬承認の増加への期待からナスダック・バイオテック指数は上昇しています。

トランプ大統領、製薬企業の経営陣と会談、新薬承認プロセスの迅速化を確約

2017年1月31日、トランプ大統領はセルジーンやアムジェンなどのバイオ医薬品企業を含む大手製薬企業の経営陣と会談しました。

トランプ大統領はその席で、薬価引き下げや国内生産の拡大などを求めましたが、同時に新薬の承認プロセスの迅速化を確約し、米FDA(食品医薬品局)の新しいトップを早期に任命する方針を示しました。

新薬承認プロセスの迅速化については、バイオ医薬品企業を含む製薬業界全体の研究開発コストの削減に繋がり、新薬開発を後押しするものとして好意的に捉えられており、会談当日(1月31日)のナスダック・バイオテック指数は前営業日比+2.8%上昇し、会談翌日(2月1日)についても上昇しています(図表1参照)。

新薬の承認がバイオ医薬品関連企業の株価をけん引

良好な新薬の承認環境や新薬候補の臨床試験/研究開発の進展は、バイオ医薬品関連企業の成長の源泉であり、株価の上昇要因となってきました。

今回、トランプ大統領が新薬承認プロセスの迅速化について確約したことで、さらに新薬承認に向けた環境が整うことになり、新薬承認の増加が期待されます。

バリュエーションは過去20年で最低の水準、一方で薬価を巡る先行きは不透明

バイオ医薬品関連株式については、新薬承認プロセスによる新薬承認件数増加に対する期待の高まり以外にも、2017年も活発に推移しているM&A(合併・買収)の動きや世界的な高齢人口の増加なども株価の上昇要因となると考えます。またバリュエーション(投資価値評価)についても、大手バイオ医薬品関連企業の株価収益率(PER)が過去20年で最低の水準にあります。

一方、今回のトランプ大統領と大手製薬企業の経営者との会合でも話題となった薬価引き下げの問題については、トランプ大統領の就任前から言及されてきました。薬価の引き下げ問題については、PERが過去20年で最低の水準にあることなどを考慮すると、ある程度、株価に織り込まれている可能性があると考えられます。ただし、今後、トランプ氏が公表する政策の内容次第では、バイオ医薬品企業の業績にとってマイナスとなり、株価の変動が大きくなる可能性もある点には注意が必要です。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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