世界の医療問題に対処するため、新たな解決策を探る | ピクテ投信投資顧問株式会社

世界の医療問題に対処するため、新たな解決策を探る グローバル バイオ医薬品

ポイント

世界の医療問題に対処するため、バイオ医薬品企業は画期的な新薬の開発を通じて、新たな解決策を提供すると考えます。医療経済の観点から社会全体に貢献し、また、技術革新や規制環境の改善が、画期的な新薬の開発を重視するバイオ医薬品業界の文化を、育んでいくものと思われます。

 

医療経済の観点

世界的な医療費の増加を背景に、従来の医薬品と比 べて、より効果が高く、特定の疾病治療に的を絞った、 より効率的な医薬品に対するニーズが高まっています。

薬物療法は、次のように疾患の性質を変えつつありま す。

●(心臓血管病などの)加齢に伴う進行性疾患 → 加齢に伴う治療可能な疾患

●(糖尿病などの)生活習慣病 → 生活習慣の改善 や投薬による疾患予防

●(がんなどの)致死的疾患 → 慢性疾患

米国の医療関連支出は、2022年までにGDP(国内総 生産)比20%に達するだろうとの政府予測が公表されて います。寿命が延びるということは、慢性疾患の罹患率 が上昇するということに他ならず、ヘルスケア製品やヘ ルスケア・サービスに対する需要が高まることを意味し ます。もっとも、より効果的な薬は医療費の削減に資す ると同時に、患者の入院を減らします。

技術革新(イノベーション)の観点

バイオテクノロジー業界のイノベーションは、がんやHIV (ヒト免疫不全ウイルス)・エイズならびにその他の重篤 な疾患の治療に極めて大きな効果が期待される医薬 品に的を絞った開発を促しています。現時点では、250 超のバイオ医薬品ならびにワクチンの入手が可能となっ ており、その多くがかつては不治の病とされた疾患のた めの治療薬です。また、現在開発中の医薬品は既存の 医薬品・ワクチンを上回っています。

バイオテクノロジー業界は依然として(統合・再編が進ま ず)細分化されたままの状態にあるため、80%以上の企 業は時価総額が10億ドルに届きません。バイオ医薬品 企業の多くが、専門分野の研究に特化した、創業まも ない成長段階にある企業だからです。一方、研究が成功し新薬が開発されると、費用のかさむ新薬候補の 治験に必要な資金を有する大手の医薬品企業(大手 のバイオ医薬品企業を含む)がバイオ医薬品企業を合 併あるいは買収することがしばしばです。換言すると、革 新的な新薬の市場投入に、M&Aが果たす役割が大き いということになります。

専門的な研究や技術革新について高い評価を得たバ イオ医薬品企業は、手元資金の潤沢な大手医薬品企 業(大手のバイオ医薬品企業を含む)にとって、魅力あ る買収対象となり得ます。このことは、業界の統合・再 編と買収を促す可能性を高め、投資家にとっては、魅 力ある投資収益をもたらす一助となり得ます。

規制環境改善の観点

新薬開発の成功確率は、現時点では、低位に留まって おり、被験者を使った治験が行われた新薬候補につい てみても、せいぜい、5つのうち1つが承認されるに過ぎ ません(図表1参照)。一方、米国食品医薬品局(FDA) は効果的な治療の承認の迅速化を図っており、申請さ れた新薬候補の承認までに要する時間を短縮していま す。その結果、2014年にFDAが承認した新薬の数は、 1996年以来最多の41を記録しています。

バイオ医薬品企業の大多数は、臨床実験を実施中 だったり新薬開発の初期段階にあったりするため、規 制当局からのより迅速な回答が新薬の市場投入まで の時間を短縮する助けとなることは明らかです。この ような状況は、イノベーションと新薬開発を重視する 業界の文化を、従来以上に、育んでいくものと思われ ます。

 

ヘルスケア業界の将来の課題に対する取 り組み

バイオ医薬品企業は、致死の病に苦しむ患者の回復を 助け、あるいは、病の進行に苦しむ患者の生活の質を 改善する医薬品の開発に際して、今後も引き続き、重 要な役割を果たしていくと思われます。生活習慣病や 不治の病と闘う患者を助ける医薬品の開発に取り組む ことで医療制度にかかる圧力の緩和に資する最も革新 的な企業が多く存在しています。潤沢な資金の入手を 可能とする環境と医療技術の革新の継続とが意味する のは、バイオテクノロジー業界が、長期投資家にとって、 説得力ある投資の好機を、多数、有しているということ です。

※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内 容が変更される場合があります。

 

 

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