新興国、注目のトピックス集 (16年6月号) | ピクテ投信投資顧問株式会社

新興国、注目のトピックス集 (16年6月号) グローバル 新興国株式

2016/06/15新興国株式

ポイント

5月の新興国株式市場は、中国経済に対する懸念が再び強まったことや、米国の利上げ観測が高まったこと、米ドル高基調となったことなど受けて、月間で下落しました。

5月の新興国株式市場

5月の新興国株式市場(現地通貨ベース)は月間で下落しました。4月の中国の製造業景況指数や鉱工業生産、貿易統計などの主要経済指標が市場予想を下回り、中国経済に対する懸念が再び強まったことなどを受けて月半ばにかけて下落しました。その後も米国で予想を上回る経済指標の発表に加えて米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の内容から米国の利上げ観測が高まったことや、米ドル高基調となったことなど受けて新興国株式市場は下落基調が続きました。月末には、4月の 米新築住宅販売や耐久財受注が市場予想を大きく上回り、米国経済が利上げに耐えられるとの見方から新興国株式市場も上昇しましたが、月間では下落となりました。

今後の見通し

長期的には、新興国経済は、若い労働人口が豊富であることなどを背景に、中間所得層の持続的な拡大や構造変化に後押しされ、先進国を凌ぐ成長力を有しているとの見方には変更ありません。

しかし、短期的には米国の金融政策動向や米ドル相場の動向などが、新興国株式の株価を左右する可能性があると考えられます。また、引き続き、中国の経済・政策動向にも注視していく必要があると考えられます。ただし、その他の新興国では景気回復がみられる国もあり、また、インフレ率も概ね低下または落ちつきを見せていることから、金融引き締め姿勢を緩めたり、あるいは追加利下げを実施することなどにより景気回復の下支えにつながる可能性もあると考えます。

※将来の市場環境の変動等により、当資料記載の内容が変更される場合があります。

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