2015年6月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2015年6月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2015/07/14環境関連

6月の投資環境

6月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

世界の株式市場は、月初からギリシャの債務問題に対する懸念や原油価格の下落などが影響し下落基調となりました。中旬に入ると、ギリシャの債務問題や米国の利上げ時期を巡る思惑などから上下しましたが、その後、ギリシャの支援交渉が進展するとの観測の他、米国の5月新築および中古住宅販売や6月のユーロ圏PMIなどの経済指標が予想を上回ったことや、企業のM&A(合併・買収)の動きなどを背景に反発しました。しかし月末にかけては、ギリシャの救済協議が決裂し、ギリシャが債務不履行に陥るとの見方が強まったことなどからリスク回避の動きが高まり下落し、月間でも下落となりました。業種別では、すべての業種が下落しました。電気通信サービス、一般消費財・サービスなどは市場平均よりも小幅な下落率となった一方、公益や素材、情報技術については下落率が大きくなりました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場よりやや大きな下落となりました。セクター別では装置製造・エンジニアリングセクター及び環境マネジメント・サービスセクターは市場より小幅な下落となりましたが、上下水道ビジネスセクターは市場より下落が大きくなりました。上下水道ビジネスセクターではアメリカン・ウォーター・ワークスやアクア・アメリカなど米国の水道事業の銘柄が、利上げ観測を背景に下落率が大きくなりました。

水関連企業の株価推移
(円換算ベース、月次、期間:2005年6月末~2015年6月末)

 

※先進国株式: MSCI世界株価指数、水関連企業: S&Pグローバル・ウォーター指数(株価指数はすべて配当込み、ネットベース) 出所:トムソン・ロイター・データストリームのデータを使用しピクテ投信投資顧問株式会社作成

水関連企業の株価収益率(PER)の推移
(月次、期間:2007年6月末~2015年6月末)

 

※水関連企業:S&Pグローバル・ウォーター指数
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問株式会社作成

記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。また、当資料におけるデータは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

今後の見通し

米国の堅調な動向と欧州と日本の量的金融緩和の継続は株式市場にとって、ポジティブです。しかし主要国において緊縮的な財政政策がとられ、低い経済成長が継続しています。各国の財政状況が厳しいなかでは水道事業の民営化が進展していくことにより上下水道サービス業界の企業の事業機会の拡大が見込まれます。水道関連のインフラ整備のための需要は大きく、関連市場の安定的な成長をもたらすと考えています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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