2015年8月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2015年8月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2015/09/10環境関連

8月の投資環境

8月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

世界の株式市場は、上旬は7月の米ISM非製造業景況指数の大幅な改善などが好感される一方、米国の利上げが9月にも実施されるとの見方が強まったこともあり、横ばいでの推移となりました。中旬以降は、中国が事実上の人民元切り下げに踏み切ったことや中国の景気指標の悪化を受け世界的な景気減速懸念が高まったこと、資源価格の続落などを背景に世界の株式市場は大きく下落しました。月末にかけては、中国当局による政策金利および預金準備率の引き下げ実施などを背景に反発しましたが、月間では大幅な下落となりました。

業種別では、全ての業種が下落しました。公益や電気通信サービスなどディフェンシブ性(景気の変動に左右されにくい特性)の高い業種の下落率が相対的に小幅にとどまりました。一方、エネルギーや金融、素材などは市場平均を上回って大きく下落しました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場に比べて小幅な下落となりました。上下水道ビジネスセクター、環境マネジメント・サービスセクターの下落が小幅にとどまり、装置製造・エンジニアリングセクターは市場並みの下落となりました。装置製造・エンジニアリングセクターでは、英国のポリパイプ・グループは大型買収の発表が評価され株価が上昇しました。またLIXILグループも予想を上回る業績を発表し株価が上昇しました。一方、米国のA.O.スミス、サーモフィッシャー・サイエンティフィックは中国での事業比率が高いことが懸念され株価が下落しました。また韓国のコーウェイも大株主が持ち株売却の意向を示したことから下落しました。

水関連企業の株価推移
(円換算ベース、月次、期間:2005年8月末~2015年8月末)

 

※先進国株式: MSCI世界株価指数、水関連企業: S&Pグローバル・ウォーター指数(株価指数はすべて配当込み、ネットベース)
出所:トムソン・ロイター・データストリームのデータを使用しピクテ投信投資顧問株式会社作成

水関連企業の株価収益率(PER)の推移
(月次、期間:2007年8月末~2015年8月末)

 

※水関連企業:S&Pグローバル・ウォーター指数 出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問株式会社作成
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※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

今後の見通し

中国の景気減速を示す指標が発表され、世界の株式市場に影響を及ぼしています。このような環境では景気循環の影響を受けやすい銘柄は軟調な展開になりやすいと見ています。しかし、そうした銘柄のなかでも中長期的に継続する成長要因のある水関連の銘柄は引き続き魅力的な投資対象だと考えています。水は経済成長に欠かすことができないものですし、先進国、新興国の両方においてインフラ整備の需要が継続すると見ています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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