2015年9月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2015年9月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2015/10/15環境関連

9月の投資環境

9月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

世界の株式市場は、8月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が同国の景気鈍化を示す内容だったことを受け世界経済の先行き懸念が高まり、月初から軟調な動きとなりました。その後、中国政府による株式市場支援の動きや、月半ばの原油価格上昇などを受け反発する場面もありました。しかし中旬以降は、独自動車メーカーによるディーゼルエンジンの排ガス規制に絡む不正の発覚を受け自動車関連銘柄が下落した他、中国の景気減速が世界経済に与える影響に対する懸念などもあり世界の株式市場は下げ幅を拡大する動きとなりました。

業種別では、全ての業種が下落しました。中でも素材やエネルギー、ヘルスケアが大きく下落しました。一方、公益や生活必需品、情報技術などは相対的に小幅な下落にとどまりました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場に比べて小幅な下落となりました。上下水道ビジネスセクターは下落が小幅にとどまり、環境マネジメント・サービスセクター及び装置製造・エンジニアリングセクターは市場並みの下落となりました。上下水道ビジネスセクターでは、中国の広東インベストメント、チャイナ・エバーブライト・インターナショナルが大きく上昇しました。英国ではユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ、セバーン・トレント、米国ではアメリカン・ウォーター・ワークス、アクア・アメリカなども上昇しました。一方、装置製造・エンジニアリングセクターでは、クボタなど多くの銘柄が下落しました。

今後の見通し

中国の景気減速を示す指標が発表され、世界の株式市場に影響を及ぼしています。このような環境では景気循環の影響を受けやすい銘柄は軟調な展開になりやすいと見ています。しかし、そうした銘柄のなかでも中長期的に継続する成長要因のある水関連の銘柄は引き続き魅力的な投資対象だと考えています。水は経済成長に欠かすことができないものであり、先進国、新興国の両方においてインフラ整備の需要が継続すると見ています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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