2015年10月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2015年10月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2015/11/18環境関連

10月の投資環境

10月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、資源価格の上昇を受けエネルギーや素材セクターが堅調だったことに加え、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が利上げに慎重な内容だったことなどが好感され、月初から上昇基調となりました。中旬にかけては、9月の中国の輸入が減少したことなどを受け中国の景気減速に対する懸念が高まったことなどを背景に一時、下落する場面もありましたが、その後は米国の主要IT企業の好決算や中国の利下げ、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁による追加金融緩和を示唆する発言などを受け、更に上昇する動きとなりました。なお月末に開催された10月の米FOMCの声明では年内の利上げの可能性が示されましたが、株式市場の大きな下げ要因とはなりませんでした。

業種別では、全ての業種が上昇しました。中でも情報技術、素材、エネルギーが大きく上昇しました。一方、公益や金融、生活必需品などは市場平均を下回る上昇にとどまりました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場に比べて若干小幅な上昇となりました。装置製造・エンジニアリングセクターは市場を上回る上昇となりましたが、上下水道ビジネスセクター及び環境マネジメント・サービスセクターは市場に比べて小幅な上昇となりました。装置製造・エンジニアリングセクターでは、A.O.スミスは堅調な四半期業績を発表し、合わせて通期の業績見通しを上方修正したことから大きく上昇しました。上下水道ビジネスセクターでは、中国の北京エンタープライズ・ウォーター及びチャイナ・エバーブライト・インターナショナルが中国の13次5ヵ年計画で環境関連投資が増加する見通しとなり上昇した一方、広東インベストメントはこれまで比較的良好なパフォーマンスであったことから軟調な動きとなりました。環境マネジメント・サービスセクターではプログレッシブ・ウエイスト・ソリューションズは通期の見通しを引き下げたため、株価が下落しました。

今後の見通し

中国の景気減速を示す指標が発表され、世界の株式市場に影響を及ぼしています。また原油や天然ガスなどの商品市況が下落しており、景気循環の影響を受けやすい銘柄は軟調な展開になり、また日本や欧州が金融緩和を継続するなかで、米国は利上げを見送りました。しかし、こうした環境のもとでも中長期的に継続する成長要因のある水関連の銘柄は引き続き魅力的な投資対象だと考えています。水は経済成長に欠かすことができないものであり、先進国、新興国の両方においてインフラ整備の需要が継続すると見ています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

※将来の市場環境の変動等により、記載の内容が変更される場合があります。

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