2016年1月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2016年1月の水関連株式市場 環境関連 グローバル

2016/02/16環境関連

1月の投資環境

1月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

世界の株式市場は、12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の悪化や人民元の中心レート引き下げなどを背景に中国の景気減速懸念が高まったことに加え、12月の米ISM製造業景況指数の悪化などを受けて世界経済の先行き懸念が高まり、月初から中旬にかけて大きく下落しました。また需給悪化懸念から原油価格が急落するなど商品市況の悪化も株式市場下落の一因となりました。下旬には、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が追加金融緩和を示唆したことや原油価格の反発などを背景に株式市場も反発しましたが、月間では大幅な下落となりました。

業種別では、ディフェンシブ性(景気の変動に左右されにくい特性)の高い公益や電気通信サービス、生活必需品などが市場平均に比べ小幅な下落率となりました。公益は長期金利の低下などもプラス要因となりました。一方、金融や素材、情報技術は下落率が大きくなりました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場より小幅な下げにとどまりました。セクター別では上下水道ビジネスセクター及び環境マネジメント・サービスセクターの下落が小幅にとどまりましたが、装置製造・エンジニアリングセクターは下落が大きくなりました。上下水道ビジネスセクターでは、アメリカン・ウォーター・ワークスやカリフォルニア・ウォーター・サービス・グループなど米国の銘柄が相対的に堅調な動きとなりましたが、中国のチャイナ・エバーブライト・インターナショナル、北京エンタープライズ・ウォーターなどは軟調でした。装置製造・エンジニアリングセクターでは、ダナハー、AOスミスなどが下落が大きくなりました。四半期業績の発表において特に失望的という訳ではありませんでしたが、期待が高すぎたことや業績見通しが予想を下回ったことが株価下落の要因となりました。環境マネジメント・サービスセクターでは、ウェースト・コネクションズとプログレッシブ・ウエイスト・ソリューションズの合併が発表され、両社の株価が上昇しました。

今後の見通し

過去数年にわたり世界経済は低成長が続きましたが、米国では比較的堅調に推移する経済成長を背景に利上げを行うなどの変化が起こっています。ただし、インフレが落ち着いていることから利上げペースは緩やかなものになるとみています。また日本や欧州が金融緩和を継続しています。こうした環境のもとでも中長期的に継続する成長要因のある水関連の銘柄は引き続き魅力的な投資対象だと考えています。水は経済成長に欠かすことができないものであり、先進国、新興国の両方においてインフラ整備の需要が継続すると見ています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

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