2017年6月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2017年6月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2017/07/12環境関連

ポイント

6月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で小幅に下落しました。

世界の株式市場は、月初、5月の米雇用統計が景気の底堅さを示す一方で、市場予想を下回ったことなどを受け、年後半の米国の利上げペースが緩やかになるとの見方から上昇しました。
しかし月半ばにかけては、原油価格の下落や足元まで大きく上昇していたテクノロジー株の反落などを受け、下落基調となりました。

その後、米NY連銀ダドリー総裁が米国景気に対して強気な発言をしたことなどを背景に株式市場は反発する局面もありましたが、各国の中銀総裁による金融緩和の解除を示唆した発言などが下落要因となり、月間では小幅な下落となりました。

業種別では、金融やヘルスケアなどが上昇した一方、電気通信サービスやエネルギー、生活必需品、公益などは下落しました。エネルギーは米国における原油の在庫や生産量の増加が影響しました。

 こうした中、水関連企業の株価は下落しました。セク ター別では、環境マネジメント・サービスセクターは相対 的に堅調でしたが、装置製造・エンジニアリングセクター は市場並みとなり、上下水道ビジネスセクターが軟調に 推移しました。装置製造・エンジニアリングセクターでは ザイレムが同社をカバーするアナリストの増加などを好 感して上昇した他、パーキンエルマーはドイツの医療関 連企業の買収発表が好感され上昇しました。一方で、 HDサプライ・ホールディングスは2017年第1四半期の 決算が予想を下回った他、市場シェア維持のための投 資により利益率の圧迫が懸念され急落しました。環境 マネジメント・サービスセクターでは、スタンテックは5月 に軟調に推移したことから安値拾いの買いが入った他、 CEO交代の発表が好感されて堅調に推移しました。上 下水道ビジネスセクターでは、ブラジルの公益企業はテ メル大統領の汚職騒動が一旦の落ち着きを見せたこと から反発しました。特に、料金の引き上げが承認された ミナスジェライス水道会社が大きく上昇しました。一方 で、来年以降の水道料金の見直しが収益を圧迫すると の懸念から英国の規制下水道公益企業は下落する展 開となりました。

 記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その 銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。また、当資料における データは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

今後の見通し

世界の購買担当者景気指数(PMI)は景気の拡大を示 唆する水準を維持し、フランスなどの一部の国において も回復の兆候が見られています。一方で、米国ではトラ ンプ政権による減税策やインフラ投資などに対する不透 明感などから同政権への期待相場に陰りも見られる他、 商品市場では荒い値動きが続いており、市場の警戒感 は根強くあります。こうした環境下、上昇相場の調整に警 戒する一方、経済指標によって経済の堅調さが示され れば、さらなる上値余地も期待でき、ディフェンシブ性 (景気の変動に左右されにくい特性)の高い銘柄と景気 敏感な銘柄にバランス良く投資していきます。足元では、 新興国の公益関連企業や欧州のコンセッション関連企 業に投資妙味があるものと見ている他、相対的に軟調に 推移した石油、ガス、農業関連企業などにも注目してい ます。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期 的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファ ンダメンタルズ(基礎的条件)は堅調であると考えます。 温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こ される干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの 投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は 引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

 ※将来の市場環境の変動等により、当資料に記載の内 容が変更される場合があります。

記載されている個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その 銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。また、当資料における データは将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。

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