2017年7月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2017年7月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2017/08/17環境関連

ポイント

7月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、月初は主要経済指標の内容や北朝鮮情勢などに左右され小刻みに変動する展開となりました。中旬以降は、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言などを背景に米国における早急な利上げ観測が後退したこと、原油価格の上昇などを背景に株式市場は上昇基調となりました。その後、ユーロ圏の金融政策の引き締め観測が市場で強まりユーロが上昇する中、欧州株式市場は下落しました。

一方、米国株式市場はロシア疑惑など米トランプ政権を巡る不透明感がありながらも良好な企業決算などを背景に史上最高値を更新する動きとなりました。月間では、世界の株式市場は上昇しました。

業種別では、情報技術や電気通信サービス、素材などが市場平均を上回って上昇した一方、ヘルスケアが下落、生活必需品や資本財・サービスなどは小幅な上昇にとどまりました。ヘルスケアはオバマケア代替法案の先行き不透明感などを背景に下落しました。

 

7月の投資環境

7月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通 貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、月初は主要経済指標の内容や北 朝鮮情勢などに左右され小刻みに変動する展開となり ました。中旬以降は、米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン議長の議会証言などを背景に米国における早 急な利上げ観測が後退したこと、原油価格の上昇など を背景に株式市場は上昇基調となりました。その後、 ユーロ圏の金融政策の引き締め観測が市場で強まり ユーロが上昇する中、欧州株式市場は下落しました。 一方、米国株式市場はロシア疑惑など米トランプ政権 を巡る不透明感がありながらも良好な企業決算などを 背景に史上最高値を更新する動きとなりました。月間 では、世界の株式市場は上昇しました。

業種別では、情報技術や電気通信サービス、素材など が市場平均を上回って上昇した一方、ヘルスケアが下 落、生活必需品や資本財・サービスなどは小幅な上昇 にとどまりました。ヘルスケアはオバマケア代替法案の 先行き不透明感などを背景に下落しました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市 場を小幅に下回る上昇となりました。セクター別では、 上下水道ビジネスセクターが堅調だった一方で、装置 製造・エンジニアリングセクターは軟調に推移しました。 また、環境マネジメント・サービスセクターはまちまちな 展開となりました。上下水道ビジネスセクターではブラジ ルのミナスジェライス水道会社やサンパウロ州基礎衛 生公社などが規制見通しの改善や料金改定などを好 感されて上昇した他、中国の北京エンタープライゼス・ ウォーター・グループも官民パートナーシップの拡大な どにより上昇し、新興国市場の堅調さが目立つ格好と なりました。また、欧州では、英国の次の料金改定へ向 けて不透明感から軟調に推移していたセバーン・トレント やユナイテッド・ユーティリティーズ、ぺノンなどの規制 下公益企業が反発した他、水関連事業やM&Aについ て明るい先行きを示したフランスのヴェオリア・エンバイ ロメントなども上昇しました。装置製造・エンジニアリング セクターでは既存事業の成長が好感されてオランダの 工業用機器メーカー、アルバーツ・インダストリーズが上 昇しました。その他、海洋連事業の好転期待からアルファ・ラバルが上昇しました。一方で、ダナハーやサーモ フィッシャーサイエンティフィック、パーキンエルマーなど の分析関連企業は好決算が目立ったものの、今後の製 薬業界の設備投資に対する不透明感などから売り優勢 となりました。また、A.O.スミスは好決算などを発表した後、 材料出尽くしからやや調整しました。韓国のコーウェイは 同社の浄水器から重金属が検出されたとの報道から売 り込まれました。ペンテアは決算はしっかりだったものの 原料費の高騰が意識されて下落しました。フローサーブ はエネルギー市場の改善予想を2018年まで見送ったこ とを嫌気され下落しました。環境マネジメント・サービスセ クターでは、環境関連コンサルティング・サービスを提供 するアルカディスは市場環境について良好な見通しを発 表し、上昇しました。

 

今後の見通し

欧州の景況感指数は景気の拡大を示唆する水準にあり、 やや楽観的との見方もあるものの世界経済は力強さを 維持しています。一方で、米国については、トランプ政権 の今後の動向やこれが米国内、ないしは世界経済に与 える潜在的な影響を含めて引き続き注視しています。こ うした複雑な環境下、想定される複数のシナリオに柔軟 に対応できるよう、ディフェンシブ性(景気の変動に左右 されにくい特性)の高い銘柄と景気敏感な銘柄にバラン ス良く投資していきます。足元、上下水道ビジネス・セク ターでは、新興国の公益関連企業や欧州のコンセッショ ン関連企業、英国の水関連公益企業に投資妙味がある ものと見ています。装置製造・エンジニアリングセクター は割高感が目立ってきているものの、欧州全般、米国で は灌漑(かんがい)事業に関連する企業に注目していま す。その他、エネルギーなどを含む商品市場が改善して いることやバリュエーションの観点などから、環境コンサ ルティング関連企業も投資妙味が高いものと見ています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期 的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファ ンダメンタルズ(基礎的条件)は堅調であると考えます。 温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こ される干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの 投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は 引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

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