2018年1月の水関連株式市場 | ピクテ投信投資顧問株式会社

2018年1月の水関連株式市場 グローバル 環境関連

2018/02/20環境関連

1月の投資環境

1月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で上昇しました。

世界の株式市場は、12月の米ISM製造業景況指数が市場予想を上回るなど世界的に主要経済指標が堅調な内容となる中で、世界経済に対する楽観的な見方が広がり、月初から上昇基調となりました。その後も、欧米企業による良好な決算の発表に加え、企業のM&A (合併・買収)に対する期待もあり、株式市場は下旬にかけてさらに上昇する展開となりました。月末には米国国債の利回りが数年ぶりの水準まで上昇したことなどが影響し反落しましたが、月間では上昇しました。

業種別では、一般消費財・サービスや情報技術、ヘルスケアなどが大きく上昇した一方、公益や電気通信サービス、生活必需品は下落しました。公益は米国の長期金利上昇などが影響し下落率が大きくなりました。

こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場に比べて小幅な上昇に留まりました。セクター別では、装置製造エンジニアリング・セクターが上昇しました。一方で環境マネジメント・サービスセクターと上下水道ビジネスセクターはそれぞれほぼ変わらず、下落する展開となりました。装置製造エンジニアリング・セクターでは、税制改革や活発なM&A、既存事業の成長拡大などを背景に、米国のモニタリング業界のサーモ・フィッシャー・サイエンティフィック、パーキンエルマー、ダナハーなどが上昇しました。また、堅調な原油価格や米国景気に対する楽観的な見通しを受け、ザイレム、フローサーブ、ロトルク、ローパーテクノロジーズの株価が決算発表に先立ち上昇しました。上下水道ビジネスセクターでは米国の金利上昇を嫌気しアメリカン・ウォーター・ワークス、アクア・アメリカ、カリフォルニア・ウォーター・サービス・グループ、アメリカン・ステーツ・ウォーターが下落した他、英国では公益事業の再国有化など政治リスクが懸念され、セバーン・トレント、ユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ、ペノン・グループが下落しました。欧州コンセッション関連のスエズは業績見通しの下方修正などを受け株価が下落、ヴェオリア・エンバイロメントなどの同業他社もこれに連れ安しました。

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今後の見通し

一部ではバリュエーション水準に過熱感が見られる一方、 2017年第4四半期決算シーズンが本格化する中で2018年の見通しについて明るい兆しが見られています。特に米国では堅調な鉱工業生産、建設市場、個人消費などに加えて税制改革などが今後の成長を後押しするものと考え、同国内の装置製造・エンジニアリングセクターについては強気に見ています。ただし、前述の通り過熱感も見られることから注意が必要です。一方で、債券代替としての公益関連銘柄を含む上下水道ビジネスセクターについては、金利上昇を受けた株価の下方圧力の行方を慎重に見極めたいと考えます。個別銘柄では農業、消費者、各種資本財関連銘柄に注目しています。

水関連インフラへの投資は必要不可欠であり、中長期的に見ると、世界的に事業展開を行う水関連銘柄のファンダメンタルズは堅調であると考えます。温暖化の影響から世界的な気候変動によって引き起こされる干ばつや洪水の問題なども、水関連インフラへの投資を呼び起こしています。中長期的に水関連銘柄は引き続き魅力的な投資対象であると考えます。

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