バイオ医薬品関連株式は良好なパフォーマンス | ピクテ投信投資顧問株式会社

バイオ医薬品関連株式は良好なパフォーマンス グローバル バイオ医薬品

2017/02/23グローバル

ポイント

2017年1月31日に開催された大手製薬会社の経営陣との会談でトランプ大統領が新薬承認プロセスの迅速化について確約して以降、バイオ医薬品関連株式は米国株式や新興国株式を上回って推移しており、会談が転機となった可能性があります。

足元、バイオ医薬品関連株式は米国株式や新興国株式を上回って推移

バイオ医薬品関連株式は、2017年1月31日にトランプ大統領とセルジーンやアムジェンなどのバイオ医薬品企業を含む大手製薬企業の経営陣が会談した席で、トランプ大統領が新薬の承認プロセスの迅速化を確約したことが好感され、米国株式や新興国株式を上回って上昇しています(図表1参照)。

年初来、トランプ大統領が大統領就任前に薬価の引き下げについて雑誌のインタビューで言及したことやM&A(合併・買収)の動きなどのニュースを受け、バイオ医薬品関連株式は上下する展開となっていましたが、トランプ大統領と大手製薬企業の経営陣との会談後はバイオ医薬品関連株式は堅調な推移となっており、会談が転機となった可能性があります。

大型のバイオ医薬品関連株式のバリュエーションは過去20年で最低の水準

足元、上昇基調にあるバイオ医薬品関連株式ですが、バリュエーション(投資価値評価)は歴史的に見ても割安な水準にあります。

大型のバイオ医薬品関連株式のバリュエーションをS&P500種バイオテクノロジー指数の株価収益率(PER)で見ると、2017年2月17日時点のPERの水準は14.9倍と過去20年間の中でも低い水準に位置していることがわかります(図表2参照)。また現在は、米国株式(S&P500種株価指数)の21.6倍を下回っていますが、過去20年間で見ても、PERが米国株式を下回って推移した期間は今回を含めて3回しかありません。

2017年2月17日時点の大型のバイオ医薬品関連株式のPERの水準は14.9倍ですが、過去20年間の実績を見ると、PERが10~15倍の水準をつけた後、大型のバイオ医薬品関連株式の株価は2年間で93%上昇しています(図表3参照)。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

 

バイオ医薬品関連企業は相対的に高い売上高成長が期待される

バリュエーション面では割安な水準にあるバイオ医薬品関連企業ですが、今後についても高い売上成長が期待されています。今後2年間の売上高の伸び率(年率)は米国企業の+6.0%、日本企業の+2.4%を上回る+9.5%と予想されています(図表4参照) 。

バイオ医薬品関連企業は、現時点では医療ニーズが満たされていない病気などに対して画期的な新薬を提供するべく研究開発を続けており、引き続き新薬の承認が続くことが期待されています。

また、トランプ大統領が新薬承認プロセスの迅速化を確約したことで、今後、新薬承認が加速する可能性もあり、バイオ医薬品関連企業の業績の伸びにつながるものと期待されます。

バイオ医薬品関連株式については、新薬承認プロセスの迅速化による新薬承認件数増加に対する期待の高まり以外にも、2017年も活発に推移しているM&A(合併・買収)の動きや世界的な高齢人口の増加なども株価の上昇要因となると考えます。また薬価引き下げの問題については、トランプ大統領の就任前から言及されてきたこともあり、PERが過去20年で最低の水準にあることなどを考慮すると、ある程度、株価に織り込まれている可能性があると考えられます。

ただし、今後、トランプ氏が公表する政策の内容次第では、バイオ医薬品企業の業績にとってマイナスとなり、株価の変動が大きくなる可能性もある点には注意が必要です。

※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。

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