ピクテ・マルチアセット・ストラテジー 2018年12月 | ピクテ投信投資顧問株式会社

ピクテ・マルチアセット・ストラテジー 2018年12月 グローバル

2018/12/14グローバル

ポイント

景気鈍化、流動性低下が想定されるため、株式をオーバーウェイトからニュートラルへ引き下げ、債券をアンダーウェイトからニュートラルへ引き上げました。

原油の大幅下落

11月は国際商品(コモディティ)市場が、月間を通じて市場の注目を集めました。経済成長が鈍化する中、サウジアラビアが過去80年で最大級の生産を行ったため、原油価格が、月次ベースではここ10年程で最大の下げ幅を記録したからです。同国は、米国の原油価格引き下げ圧力に屈し、日量1,080万バレルから1,100万バレル超への増産を実施した模様です。原油価格(北海ブレント、現物価格)は、供給過剰を巡る投資家の懸念を嫌気し、1バレル=85ドルから60ドルへと20%以上、下落しました。

相対的にリスクの高いその他の資産クラスは騰勢を強くし、前月の大幅な下げの一部を回復しました。投資家はFRBの予想外のハト派的なコメントに意を強め、米中の通商協議で停戦の申し入れがあるのではとの期待が株式市場を一段と押し上げました。

新興国の株式、債券、通貨は、資産クラス中最も高いリターンを記録しました。月間騰落率は、MSCI新興国株価指数が+4.1%、現地通貨建て新興国債券が+2.8%となり、通貨では、インド・ルピー、南ア・ランド及びトルコ・リラが(対ドルで)買われ、6%前後の上昇となりました。

先進国資産は、新興国との比較では低調だったものの、プラスのリターンを維持しました。MSCI世界株価指数は、現地通貨ベースで+1.2%となり、ソブリン債もFRBのコメントを好感し、米国国債をけん引役に上昇しました。米国10年国債利回りは、3%を割り込みました。

新興国市場の通年の騰落率は、11月の上昇局面をもってしても、マイナスで終わることとなりそうです。11月末時点の年初来騰落率は、株価指数が-12%、現地通貨建て新興国債券が-7%となっています。

資産配分~様子見に徹する

2018年も年の瀬が迫りましたが、投資家には多くの理由で慎重な姿勢で市場に臨むことが求められます。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、11月28日、予想外のハト派的な講演を行った一方で、世界貿易を巡る緊張、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)、イタリア財政が引き起こしかねないユーロ圏の政局の混乱等、金融市場の行く手を阻む可能性のある問題が山積しているからです。

同時に、世界経済の先行きには影が増し、流動性は悪化を続け、テクニカル指標は、主要な資産クラスの多くに赤信号を発しています。

近時の市場の動揺を勘案すれば、投資の好機が、引き続き、市場に内在すると考えられますが、足元の厳しい環境と先行きを巡る不透明感を勘案すると、相対的にリスクの高い資産の持ち高を減らしておくことが賢明だと思われます。従って、株式の投資評価をオーバーウェイトからニュートラルに引き下げ、債券の投資評価をアンダーウェイトからニュートラルに引き上げました。

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