ピクテ・マルチアセット・ストラテジー 2019年3月 | ピクテ投信投資顧問株式会社

ピクテ・マルチアセット・ストラテジー 2019年3月 グローバル

2019/03/26グローバル

ポイント

世界の経済成長が減速しつつあることや、ほぼ全ての資産クラスに割高感が増していることに加え、英国EU離脱や米中貿易協議等の行方が懸念されます。一方、中国経済が財政・金融刺激策の効果を享受し始めていることは明るい材料です。こうした環境下、株式は、バリュエーションに大きな変化が見込まれない中、利益成長期待も後退しており、ニュートラルを継続します。債券は、景気減速はポジティブですが、FRBの年内利上げの可能性が全く織り込まれていないことからニュートラルを維持します。

(今のところは)上昇基調

世界の株式市場は、1月に続き、2月も続伸の展開となりました。米中の貿易協議が合意に達するとの期待に加え、FRBの利上げ停止の公算が高まって、投資家が買い意欲を強めたためです。

MSCI世界株価指数は、月間3%強の上昇、年初来の騰落率は前年同期比+11%程度と、弱気相場入りも予想された昨年12月の下げ相場から急反発しています。 一方、S&P500種株価指数は全ての業種セクターが2ヵ月連続でプラスのリターンを維持し、テクノロジー等の景気敏感セクターが市場をけん引しました。

米国株を一段と押し上げる要因になったと思われるのが、企業の自社株買いのニュースです。テクノロジー大手のシスコ・システムズ、鉄道のユニオン・パシフィックならびにバンク・オブ・アメリカは、各社ともそれぞれ年間200億ドル相当の自社株買いを発表しています。 中国株は、上昇基調を維持しています。政府が、民間向け融資の拡大を図って景気対策を打ち出す中、上海・深圳CSI300株価指数は、昨年末から20%以上上昇しています。

中国株を除く新興国株は、ラテンアメリカ市場の下落を受けて出遅れ感が目立ち、MSCI新興国株価指数の月間騰落率は、僅か0.1%(ドルベース)に留まりました。 グローバル債券も下落し、米国およびドイツ国債利回りは小幅の上昇となりました。一方、イタリア国債は、格付け会社のフィッチ・レーティングスが同国の格付けを据え置いたことが好感され、月末にかけて買われました。

通貨市場では米ドルが、円、ユーロ、スイスフラン等の主要通貨の多くに対して上昇しました。一方、英ポンドは、「合意なきEU離脱」を巡る懸念が後退したことから、1%強の上昇となりました。

微妙な均衡

世界経済は微妙な均衡点を見つけたように思われます。経済成長が減速しつつあることや、年初来、ほぼ全ての資産クラスに割高感が増していることに加え、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)や米中の貿易協議等、未解決の問題の行方が懸念されます。

一方、中国経済が、流動性の改善を背景に財政・金融刺激策の効果を享受し始めていることは、先行きを期待させる明るい材料です。

先進国の資産クラスは、総じて、投資妙味に欠けますが、株式、債券ともに投資評価は引き続きニュートラルとします。景気変動の影響に左右されにくく、好業績を維持するディフェンシブ・セクターは、先進国経済を上回る成長を遂げる新興国経済と並んで先行きが期待されます。

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