フランス大統領選挙の情報更新 | ピクテ投信投資顧問株式会社

フランス大統領選挙の情報更新 欧州/ユーロ圏 フランス

マクロン氏とルペン氏の争いと見られた時期もあったフランス大統領選挙ですが、メランション氏の追い上げで、やや不透明感が高まった印象です。状況の整理をすると共に、選挙情報のアップデートを述べます。

フランス大統領選挙:3者の争いに、左派候補が食い込む展開に

フランス大統領選の第1回投票は2017年4月23日と目前に迫ってきました。世論調査から、選挙戦は極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首と独立系のマクロン前経済・産業・デジタル相が首位を争い、最大野党・共和党など中道・右派陣営の候補であるフィヨン元首相が続く構図でした(図表1参照)。しかし、左翼党ジャンリュック・メランション候補の勢いに弾みがついていることで、選挙の先行きが、やや不透明となっています。そのため、フランスとドイツの国債利回りの差異(スプレッド)が足元拡大しています(図表2参照)。

どこに注目すべきか:フランス大統領選挙、メランション、EU離脱

マクロン氏とルペン氏の争いと見られた時期もあったフランス大統領選挙ですが、メランション氏の追い上げで、やや不透明感が高まった印象です。状況の整理をすると共に、選挙情報のアップデートを述べます。 まず、候補者の整理をすると、届出は11人ですが、主要な候補者は5人です。そのうち、(程度の差はあれ)右派に分類されるのがルペン、マクロン、フィヨンの各候補です。左派はメランション氏と、前国民教育相のアモン氏です。

次にメランション氏への支持ですが、3月20日の大統領選候補者によるテレビ討論では、メランション氏はマクロン氏に次いで高い好感度を獲得しています。同じ左派のアモン氏の支持が低迷し、先行していたルペン、マクロン、フィヨンの各候補の支持率が伸び悩む中、混戦に割って入った格好です。

メランション氏はルペン氏のようにフランスの欧州連合(EU)離脱は目指さないと述べる一方、EUに対する不満が高いことを示唆し、条約の再交渉とEU改革を望むと発言しています。同じ左派のアモン氏がドイツのメルケル首相と会談したことで人気が急低下したのとは対照的です。

世論調査では、依然ルペン、マクロン両氏による一騎打ちの可能性が高いものの、メランション氏浮上により、新たな懸念として、4月の第1回投票で決着しない場合、上位2者により争われる5月の決選投票にEUに批判的なルペン氏とメランション氏が進む可能性は相当低いとは思われますが、ゼロではない点に注意は必要です。

メランション氏はルペン氏のようにユーロ離脱までは主張していない点はマクロン、フィヨン氏と同じです。ルペン氏がマクロンまたはフィヨン氏と決選投票で争った場合ルペン氏が負けるという見方が有力です。これがメランション氏とルペン氏の決選投票でも、大半のフランス人がユーロ残留を望んでいることから、メランション氏の勝利が世論調査で示唆されています。

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