5会合連続の利下げを実施したブラジル中銀 | ピクテ投信投資顧問株式会社

5会合連続の利下げを実施したブラジル中銀 中南米 ブラジル

ブラジル中銀は、2017年4月12日に政策金利を1%引き下げることを発表しました。今後の政策金利の動向については、年内は利下げが続くものの、来年は横ばいが想定されています。

ブラジル中銀:5会合連続で利下げを実施、利下げ幅は1%

2017年4月12日、ブラジル中央銀行は通貨政策委員会を開催し、政策金利を12.25%から1%引き下げて11.25%とすることを決定しました。2016年10月の会合で0.25%の引き下げを行って以降、ブラジル中銀は5会合連続、計3%の政策金利引き下げを実施してきました(図表1参照)。

今回の決定は全会一致で、1%という引き下げ幅は2016年10月に利下げを開始して以降、最大の利下げ幅となります。

どこに注目すべきか:グローバルの景気動向、インフレ率、今後の政策金利見通し

ブラジル中銀の声明文から今回の金融政策の方向を決める要因、今後の金融政策の展開を探ります。 利下げの背景となった要因として、ブラジル中銀はインフレ率の落ち着きや軟調な景気動向などをあげています(図表2参照)。今後の政策金利の動向については、データ次第ながら、年内は利下げを続けるも、来年は横ばいの動きを想定している模様です。

まず、金融政策の方向を決める要因として、①グローバルの景気動向、②財政構造改革の進展度合い、③期待インフレ率、④国内経済動向の4点を要因としてあげています。

①グローバルの景気動向については、ブラジル中銀は不確実性が残ると指摘しています。また、米国の動向の大切さも強調しています。ブラジル中銀が不確実性が残ると見ていることから、グローバルの景気動向が利下げ要因になったと見られます。

②財政構造改革の進展は持続的にインフレ率が低下するには重要であるということが指摘されています。今後も、財政構造改革の進展を見守る姿勢と見られます。

③期待インフレ率については、予想を超える食品供給などを受けブラジル中銀は低下を想定しています。

④国内景気については年内の回復は緩やかと見ています。次に政策金利の今後については、声明で市場予想(民間エコノミスト予測)を紹介するかたちで政策金利が2017年末までに8.5%まで引き下げられ、2018年末まで据え置かれるシナリオを紹介しています。なお(前提として)市場予想を示す形で、インフレ見通しは2017年末が前年比+4.1%、2018年末については前年比+4.5%が示されています。

今後の経済指標次第ながら、当面利下げを続け、その後据え置くのがブラジル中銀のメインシナリオと思われます。

当資料をご利用にあたっての注意事項等

●当資料はピクテ投信投資顧問株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の対象ではありません。 ●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資家保護基金の対象とはなりません。●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

ページの先頭へ戻る