中長期的な拡大が期待される新興国の医療市場その1 | ピクテ投信投資顧問株式会社

中長期的な拡大が期待される新興国の医療市場その1 新興国

平均寿命の伸びに伴う医療費の増加は、先進国にとどまらず新興国にもみられはじめています。足元の医療市場の中心は先進国となっておりますが、中長期的には新興国の医療市場が拡大することも期待されます。

平均寿命と医療費:先進国と新興国の比較

世界保健機関(WHO)のデータを参照して、国別に、一人あたり医療費と平均寿命の関係を見ると、概ね右肩上がりの関係となっています(図表1参照) 。次に図表1の横軸である一人あたり医療費水準に注目すると、米国が突出する一方、ドイツ、日本、イギリスなど先進国が続き、中国、ロシア、インドなどの新興国は2,000ドル以下に分布しています。現状では、先進国に比べ新興国の一人あたり医療費の水準が低い傾向が見られます。

どこに注目すべきか:新興国をけん引役とした中長期的な医療市場の拡大

次に、今後の医療費の動向を考えます。 世界全体で医療費は増加していますが、国別の上昇率は、新興国が先進国を上回る事例が見られます(図表2参照) 。

1995年から2014年の間で、アメリカの医療費は3.0倍、日本は2.5倍となったのに対し、中国は12.7倍、インドは6.0倍、ロシアは5.9倍と、アメリカ、日本を大きく上回る上昇率となっています。しかも、中国はGDP(国内総生産)の規模では米国に次ぐ水準まで拡大していますが、2014年時点の中国の医療費は、未だ1995年時点の米国と同程度の水準であり、拡大の余地は残されているとも考えられます。同じ新興国の中でも、アフリカ諸国は足元、平均寿命、医療費共にさらに低水準となっています。目先、解決すべき課題は多々ありますが、中長期的にはアフリカ諸国が中国、ロシア、インドなどと同様の道をたどる可能性もあります。

経済規模(ストック)の点で劣る新興国は医療費支出が先進国に比べ低い傾向が見られます。一方で、今後も新興国の経済成長率が先進国を継続して上回るならば、医療費への支出が拡大し、医療市場における新興国の存在感が増す展開も想定されます。今後も注目を続けたいテーマと見ています。

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