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- パッシブファンドとアクティブファンド①~パッシブ運用とアクティブ運用の違い -1~
投資信託を通じて投資を行う際、投資先のファンドの運用手法を知ることは非常に重要であり、その運用手法にはパッシブ運用とアクティブ運用が存在します。
■運用手法を知る
このシリーズではパッシブファンドとアクティブファンドの違いについて解説していきます。今回はパッシブ運用とアクティブ運用の違いについてです。投資信託を通じて投資を行う際、その投資信託がどのような運用を行うのか、その運用によって自分はどんな投資を⾏うことができるのか、を知ることは投資判断をするうえで非常に重要です。ここでは「日本株式で運用する」場合を想定してみます。一言で日本株式といっても、その意味するところは広く、より明確に運用の中身を知りたい場合、いくつかのポイントが存在します。例えば、「日経平均株価の採用銘柄だけを投資対象とする」、「東証一部の全銘柄を投資対象とする」、「小型株も投資対象とする」、「未公開株も投資対象とする」、「特定の業種だけを投資対象とする」、といった違いは投資対象あるいは投資ユニバースの点を明らかにしてくれます。ほかにも「20銘柄程度で運用する」、「100銘柄程度で運用する」、「1,000銘柄以上で運用する」といった違いも組入銘柄の集中度合いを明らかにしてくれます。そして、そこからさらに「どのように運用するのか」という運用手法を明確にしてくれるのが「パッシブ(受動的な)運用」と「アクティブ(能動的な)運用」の違いです。
■パッシブ運用
パッシブ運用とは日本語訳のとおり、受動的に運用をするもので、特定の指数の構成と同じ組入れを行う、特定の複数銘柄に均等配分する、といった運用を行います。このパッシブ運用の代表例が多くの方に馴染みがある「インデックス運用」です。インデックス運用の基本的な考え方は特定の指数の構成と同じポートフォリオを組み、その指数に連動する投資成果を目指すというものです。日経平均株価に連動する投資成果を目指すファンドの場合、基本的な考え方としては、日経平均株価の構成と全く同じポーフォリオにし、日経平均株価が3%上がればファンドも3%上がり、日経平均株価が2%下がればファンドも2%下がる、ということを目指します。日経平均株価がA社株3.8%、B社株3.6%、C社株3.3%・・・という構成比率になっていれば、全く同じ比率でポートフォリオを組めば、同じような値動きとなることが期待できます。もちろん、インデックス運用を行う場合でも、指数と完全に一致したポートフォリオを組まない、あるいは組めない場合もあります。指数構成銘柄数が非常に多くてコストがかさんだり、流動性の低い銘柄が含まれていて適切な価格や費用で売買することができなかったり、債券運用ではよくあることですが、指数を構成する銘柄と同じものが手に入らなかったり、といったことがあります。
■アクティブ運用
特定の指数に連動する投資成果を目指すパッシブ運用に対し、アクティブ運用は指数を上回る投資成果を目指す運用と説明されることが多いですが、これは正確ではありません。アクティブ運用は難しい表現になりますが「ベンチマーク注1や各種制約に対して裁量的にポートフォリオを設計・運用する運用全般」を差し、これはつまり、アクティブ運用には「指数を上回る投資成果を目指す運用」と「指数を上回る投資成果を目指さない運用」が存在することを意味します。後者は特にイメージが難しいと思われますが。例えばESG投資は後者の運用のわかりやすい例といえます。アクティブ運用の詳細な説明はこのシリーズでまた取り上げます。
注1:運用の指標となる基準を指し、特定の指数がその基準として設定されます
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