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パッシブファンドとアクティブファンド③~インデックス・ファンドの特性と注意点 -1~
2026/05/26

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概要

インデックス・ファンドへ投資を検討する際は、そのファンドがベンチマークにする指数の特性を理解することが重要です。




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■インデックス・ファンドへ投資をする前に

今回はパッシブ運用の代表例であるインデックス・ファンドについて、その特性や注意点等を解説いたします。インデックス・ファンドの運用目的はベンチマークとする特定の指数の構成と同じ、もしくは近いポートフォリオを組み、その指数に連動する投資成果を目指すというものです。つまり、インデックス・ファンドとベンチマークとなる指数のリターンの乖離をできるだけ小さくし、連動性を高める必要があります。近年、日本で投資の裾野が拡大する中、インデックス・ファンドは手数料の安さ、商品のわかりやすさなどから多くの投資家から支持を受けており、さらにNISA制度の拡充にも大きな影響を与えています。一方でインデックス・ファンドへ投資を行う際にはその特性や注意点を理解しておくことも重要であり、単なるわかりやすさだけで選択することに経済合理性があるとはいえません。

■指数の特性を知る

インデックス・ファンドは指数に連動した運用成果を目指すため、その指数自体の特性を知る必要があります。インデックス・ファンドがベンチマークとする代表的な指数を図表1に記載しています。まず、日本株式の代表的な指数である日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)を見てみましょう。日経平均株価は株価平均指数であり、株価の大きい株式(値がさ株)の比率が高くなる一方、TOPIXは時価総額加重指数であり、株価ではなく時価総額が大きい銘柄の比率が高くなります。投資家が日本株式市場全体の動きを捉えようとするとき、何をもって市場全体の動きとするのかを選択する必要があります。また、新興国も含めた世界全体や先進国全体の株式市場の動きを捉えるファンドに投資をする場合、参照指数の国別の比率を確認することも重要です。どちらも人気があるのインデックス・ファンドですが、2026年3月末時点で、全世界の株式市場の動きを捉えるMSCI全世界株価指数の国別の比率では米国の比率が約60%注1となっています。また、先進国全体の株式市場の動きを捉えるMSCI世界株価指数では米国の割合は約70%注2となっています。つまり、どちらも人気のあるファンドですが、投資先の地域も異なることから分散になると考えがちです。しかし、実際には米国への投資比率が想定外に高くなってしまう可能性があります。組入れ業種別比率についても同様のことがいえます。そのため、やはりベンチマークとなる指数のそれぞれの特性を把握することは重要だといえます。

注1、2:MSCIの各factsheetより

図表1:代表的な指数例



                                                                                      



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