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パッシブ・ファンドとアクティブ・ファンド⑩~バランスファンドにおけるアクティブ運用~
2026/09/30

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概要

バランスファンドにおけるアクティブ運用はパッシブ運用と比較して、よりリスク調整後リターンの向上や最大ドローダウンの抑制を狙う運用を行います。




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■バランスファンドにおけるアクティブ運用の特徴

今回はバランスファンドにおけるアクティブ運用についてご説明いたします。前号で、バランスファンドにおけるパッシブ運用は①戦略的アセット・アロケーション(Strategic Asset Allocation, 以下SAA)の維持に努める、②投資対象資産としてインデックス・ファンドやETFを主に活用する、が代表的な特徴であるとご説明いたしました。バランスファンドにおけるアクティブ運用においては、①SAAの維持を軸にしながら戦術的アセット・アロケーション(Tactical Asset Allocation, 以下TAA)も活用する、②オルタナティブ資産やアクティブ・ファンドも積極的に組入れることにより分散化させることで、パッシブ運用に比べ、リスク調整後リターン(シャープレシオ)の向上(図表1)や最大ドローダウン(下落率)の抑制を目指すことが代表的な特徴だといえます(図表2)。ここでのTAAとは、「経済サイクルやマーケットサイクルに応じて投資資産の比率を最適化する取引」や「価格と価値のギャップを利用した取引注」を行い、一時的にSAAから逸脱してでも機動的なアロケーションを行うことを指します(図表3)。一般的に、SAAの問題点の1つとして、各資産の期待リターンは一定であるとの前提から静態的なアロケーションとなり、(脱)グローバル化、インフレ(デフレ)の進行、金融政策の転換といった市場構造の変化や短期的なマーケット環境の変化に対応できないということがあげられます。その問題点をカバーする方法の一つが、動態的なアロケーションであるTAAということになります。




図表1:アクティブ運用の狙い:リスク調整後リターンの改善

※上記はイメージ図です。

図表2:アクティブ運用の狙い:最大ドローダウンの抑制

※上記はイメージ図です。

図表3:SAAとTAAの違い

・投資家のゴールやリスク許容度、投資期間等
によって決定されるアロケーション

・定期的にリバランスを行い、当初決定した
SAAを維持

・静態的なアロケーション

・短期的な変化に対して一時的にSAAから
逸脱し、ポートフォリオのリスク/リターンの
バランスを取ったり、追加リターンの獲得を狙う

・動態的なアロケーション

※上記はイメージ図です。

もちろん、パッシブ運用においてもリスクの抑制、つまり値動きを抑えて大きな損失が起きないように分散していることに違いはありません。また、オルタナティブ資産やアクティブ・ファンドを全く組入れないわけではありません。ただし、パッシブ運用と比較して、アクティブ運用はTAAも併せて、より積極的にリターンの向上とドローダウンの抑制を狙う運用を行うといえます(アクティブ運用の運用成績が必ず優れているということを意味するわけではありません)。






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