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- バイオ|主要バイオ医薬品企業の2026年1-3月期決算と注目ポイント
●2026年1-3月期の主要バイオ医薬品企業の決算は、概ね堅調な内容
●主要バイオ医薬品企業は、肥満関連や炎症関連、がん関連など期待の新薬候補(パイプライン)の開発状況に注目が集まる
2026年1-3月期の主要バイオ医薬品企業の決算は、概ね堅調な内容
当ファンドが投資対象とするバイオ医薬品企業の2026年1-3月期の決算は概ね堅調な内容となりました。
当ファンドの組入上位の銘柄では、ギリアド・サイエンシズ(米国)、アムジェン(米国)、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)、バイオジェン(米国)が売上高、1株当たり利益ともに市場予想を上回る決算となりました。また、バーテックス・ファーマシューティカルズ(米国)は、売上高が市場予想を下回ったものの、1株当たり利益は市場予想を上回りました。
引き続き主要バイオ医薬品企業は、肥満関連や炎症関連、がん関連など期待の新薬候補(パイプライン)の開発状況に注目が集まっています。
ギリアド・サイエンシズ(米国)
2026年1-3月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)がともに市場予想を上回りました。売上高は、抗ウイルス剤ベクルリーなどは不振でしたが、同社の基幹領域であるHIV治療薬(ビクタルビなど)が前年同期比+10%と好調なことに加え、がん治療薬トロデルビ、原発性胆汁性胆管炎治療薬レブデルジなどの伸びが業績をけん引しました。
また2026年に入り、アーセルクス(米国)とチュブリス(ドイツ)の買収を発表しています。
2026年の通期ガイダンスは、製品売上高予想を引き上げた一方、1株あたり利益(調整後)は、M&A(合併・買収)関連の費用計上と研究開発費が負担となることから、損失予想に変更しました。
バーテックス・ファーマシューティカルズ(米国)
2026年1-3月期の決算は、主力の嚢胞性線維症治療薬群でトリカフタ/カフトリオが安定的に推移していることに加え、新世代のアリフトレックも成長していることから、売上高は前年同期比+8%の29.9億米ドルとなりましたが、市場予想は下回りました。一方、1株当たり利益(調整後)は、前年同期比+10%の伸びとなり、市場予想も上回りました。
嚢胞性線維症以外の領域への多角化を進めている同社は、鎮痛薬ジュルナックスと鎌状赤血球症などの遺伝子治療キャスジェビーなどをその中核に位置付けており、2026年1-3月期には両剤が同社の増収の25%を占めるまでに拡大してきています。
アムジェン(米国)
2026年1-3月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)がともに市場予想を上回りました。販売単価の低下を数量の増加が補い増収を達成し、利益率も改善しました。高コレステロール血症治療薬レパーサ、希少疾患領域(テペッザなど)、がん領域(イムデトラなど)、バイオシミラーなどの成長が、関節リウマチ治療薬エンブレルなど成熟治療薬の減収を概ね吸収しています。
注目度の高い肥満治療薬の分野では、マリタイドがフェーズⅡ、フェーズⅢの治験が進行していることに加え、作用機序の詳細があまり開示されていないAMG 513は初期段階の治験が進行中で、今後の発表が注目されます。
リジェネロン・ファーマシューティカルズ(米国)
2026年1-3月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)がともに市場予想を上回りました。引き続きぜんそく、アトピー性皮膚炎など炎症関連の治療薬デュピクセント(サノフィ(仏)との共同開発)やがん治療薬リブタヨが好調で増収に貢献しました。また加齢黄斑変性治療薬アイリーアについては、全体では前年同期比-10%でしたが、高用量アイリーアは同+52%と切替が進んでおり、当初の悲観的な見方ほどは弱くないと評価されています。
主力治療薬デュピクセントは、新規適応拡大のための様々な治験が継続していることに加え、肥満治療薬候補アラトレパチドもフェーズⅢ治験で良好な結果を発表するなど、複数の有力なパイプラインの開発が進行していることも引き続き注目されています。
バイオジェン(米国)
2026年1-3月期の決算は、売上高、1株当たり利益(調整後)ともに市場予想を上回りました。アルツハイマー治療薬レケンビなど複数の治療薬の伸びが業績をけん引しました。
なお、2026年通期ガイダンスについて、1株当たり利益(調整後)を引き下げました。引き下げは、M&A・提携に伴う費用の上振れを織り込んだもので、コア事業の採算悪化というよりは成長投資コストの前倒し計上による調整によるものです。
また2026年3月に地図状委縮治療薬シフォブレ、発作性夜間ヘモグロビン尿症エムパベリを有するアペリス・ファーマシューティカル(米国)を約56億米ドルで買収することを発表しました。
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