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- iTrustインド株式|Fund Insight 2026年4月
当ファンドの運用チームによるマーケットの振り返りおよび今後の見通しをご紹介します。
マーケット・レビュー
2026年4月のインド株式市場は、前月まで続いていた調整局面から反発しました。MSCIインド10/40指数は、米ドルベースで約9%上昇したものの、アジアの他地域と比較すると、回復の勢いはやや限定的でした。
インドは原油の多くを輸入に依存していることから、エネルギー価格の高止まりが投資家心理の重荷となり、幅広いセクターで慎重な見方が続きました。一方、インフレ率は概ね落ち着いた水準を維持しており、インド準備銀行(RBI)の政策スタンスが中立的であったにもかかわらず、市場の投資家心理は冷え込んだ状態が続きました。
当局の介入により、極端な価格変動は回避されたものの、通貨には依然として下落圧力がかかっており、投資家にとって大きな懸念材料となっています。
また、原油価格そのものに加え、液化石油ガスや精製燃料の供給が一段と逼迫したことで、エネルギー問題は「価格」よりも「供給」に起因する側面が強まりました。その結果、家計レベルでの二次的なインフレリスクが高まっています。
海外投資家による資金流出は前月と比べて緩やかになり、国内投資家からの安定した資金流入が継続しました。これらが市場全体の下支えとなり、外部環境の不透明感が残る中でも、インド株式市場は底堅さを示しました。
今後の見通し
今後のインド株式市場を展望すると、中東情勢を巡る緊張が引き続き不透明要因となっています。特に、主要な地政学的リスクが解消されない場合、原油輸入国であるインド経済には短期的な逆風が続く可能性があります。
また、人工知能(AI)の普及が進展する中、労働集約型のITサービス分野では収益成長に対する懸念が指摘されています。
一方で、原油価格が落ち着きを取り戻せば、企業収益は再び健全な成長軌道に回帰すると見込まれています。足元では、株式市場全体のバリュエーション(投資価値評価)が過去平均と比べて大きく低下しており、中長期的な視点では投資妙味が高まりつつあります。
このような環境下、運用チームでは、一時的に評価を下げたものの、財務体質が健全で国内需要の追い風を受けやすい質の高い企業に注目しています。将来的に海外投資家の資金が再び流入する余地もあり、選別的な投資を通じて中長期の成長機会を捉えていく方針です。
※本内容は、当ファンドの実質的な投資対象ファンドの運用チームが提供する市況分析・見通しを翻訳したものです。運用報告の基準時点が当ファンドとは異なる場合がありますのでご留意ください。なお、本コメントは市場環境に関する一般的な見解を述べたものであり、当ファンドの運用方針または成果を直接示すものではありません。
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