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- iTrustインド株式|Fund Insight 2026 年6 ⽉
当ファンドの運用チームによるマーケットの振り返りおよび今後の見通しをご紹介します。
マーケット・レビュー
2026年4-6月期のインド株式市場は上昇基調で推移し、特に6月は新興国市場全体を上回る堅調な動きとなりました。背景としては、米国とイランの停戦を受けて地政学リスクへの懸念が和らぎ、市場心理が改善したことが挙げられます。これによりリスク資産へ選好が回復し、株式市場は反発局面を迎えました。
金融政策面では、インド準備銀行(RBI)は政策金利を据え置いたものの、政策当局は通貨ルピーの安定化および海外資金の呼び込みを目的とした複数の施策を発表しました。具体的には、海外機関投資家による債券投資に係るキャピタルゲイン課税の撤廃や、海外個人投資家による株式投資規制の緩和、さらに非居住者向け預金(FCNR-B)の金利上限の引き上げなどが含まれており、これらは中長期的な資金流入を後押しする材料と考えられます。
一方、エルニーニョ現象への懸念が高まったことで、農業生産や食品インフレへの影響が意識される局面も見られました。需給面では、海外投資家による資金流出は継続したものの、その規模は徐々に縮小し、6月後半には買い越しへ転じるなど、これまで続いた売り圧力に変化の兆しが確認されました。これに対して、国内機関投資家の資金流入は堅調に推移し、6月には大きな規模に達したほか、投信積立制度(SIP)を通じた安定的な資金流入も市場の下支え要因となりました。
今後の見通し
人工知能(AI)の普及に伴うサービスのコモディティ化は、ITサービス業界における従来型の人員数依存型の収益モデルに対して逆風となる可能性があります。ただし、原油価格の安定を背景にマクロ経済環境が落ち着きを取り戻す場合、企業業績は全体として底堅い成長を維持することが見込まれます。
また、株式市場のバリュエーション(投資価値評価)は過去平均と比較して一定程度調整が進んでおり、中長期投資家にとっては魅力的な投資機会が生じつつあります。
このような環境下、当運用チームでは「フォーリン・エンジェル」と呼ばれるテーマに注目しています。一時的な要因により評価を落としているものの、ファンダメンタルズが強固で内需の恩恵を受けやすく、今後の海外投資家による資金流入回復の余地を有する優良企業に対し、選別的な投資を推進しています。
※本内容は、当ファンドの実質的な投資対象ファンドの運用チームが提供する市況分析・見通しを翻訳したものです。運用報告の基準時点が当ファンドとは異なる場合がありますのでご留意ください。なお、本コメントは市場環境に関する一般的な見解を述べたものであり、当ファンドの運用方針または成果を直接示すものではありません。
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