iTrustロボ|年初来の基準価額動向と今後の注目点(2026年6月更新)
● 2026年年初来のiTrustロボの基準価額は、先進国株式(MSCI世界株価指数、円ベース)を上回る推移
●短期的には、地政学リスクや、世界経済の先行き・インフレ懸念の再燃、米国の中間選挙を巡る様々な思惑などを背景に、値動きが大きくなることも懸念されるが、生産性の向上やコスト削減、さらには高齢化社会に伴う課題解決への貢献が期待されるロボティクス関連企業は、中長期的に成長が期待できるとの見方に変わりはない
年初来の当ファンドの基準価額動向
2026年年初来(6月16日まで)のiTrustロボ(以下、当ファンド)の基準価額は+18.6%と、同期間の先進国株式(MSCI世界株価指数、円ベース)を上回る推移となっています。
2026年初から3月末にかけては、AI(人工知能)エージェントによる業務代替懸念などから幅広い分野のソフトウェア銘柄の株価が下落したほか、AIの成長性に対する懐疑的な見方や高バリュエーション(投資価値評価)への警戒感の高まりなどから、テクノロジー関連銘柄は低調な推移となりました。4月には一転して、AI関連企業や半導体企業などから良好な企業決算が発表されたことなどを受けて大きく反発し、その後もおおむね上昇基調が続いています。
こうした市場環境下、当ファンドの投資先企業では、4月以降、株価が大幅に上昇したインフィニオン・テクノロジーズ(ドイツ)やマイクロン・テクノロジーズ(米国)、台湾セミコンダクター(台湾)などの半導体企業のほか、ASMLホールディング(蘭)、ラムリサーチ(米国)などの半導体製造装置企業などが、当ファンドのパフォーマンスに対してプラス寄与となりました。
一方、AIによる業務代替懸念が株価の下押し圧力となったセールスフォース(米国)、ハブスポット(米国)、アトラシアン(米国)などのソフトウェア企業につついては、当ファンドのパフォーマンスに対してマイナス寄与となりました。
※当ファンドのパフォーマンスに対する寄与度についてのコメントは、2026年年初から6月16日までの状況です。
今後の見通し ~中長期的な成長性への期待に変わりはない~
短期的には、地政学リスクが依然として残るほか、世界経済の先行き・インフレ懸念の再燃、米国の中間選挙を巡る様々な思惑などを背景に、株式市場全体および当ファンドの投資先企業の株価は値動きが大きくなる懸念もあります。
しかし、当ファンドの投資先であるロボティクス関連企業は、生産性の向上やコスト削減、さらには高齢化社会に伴う課題解決への貢献が期待されることから、中長期的に成長が期待できるとの見方に変わりはありません。
AIがコンピューティングインフラ(ソフトウェアやアプリケーションの稼働を支える基盤全体)および半導体における新たな設備投資サイクルをけん引するとみられ、半導体企業や半導体製造装置企業の成長を後押しすると期待されます。また、産業分野の製造現場においても、効率化や品質向上などの観点からAIの活用が進んでいます。
さらに、ソフトウェア企業については、AIエージェントによる業務代替が懸念されていますが、そうした懸念は行き過ぎであると考えています。特に、当ファンドが注目する設計ソフトウェアや業務用ソフトウェアを主力とする企業では、AIエージェントを活用することで、収益成長と収益性の維持・向上が期待できるとみています。
足元の当ファンドの投資先企業の利益見通しはおおむね良好である一方、株式のバリュエーション(投資価値評価)水準に対する過度な割高感は後退しています。
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