iTrustロボ|年初来の基準価額動向と今後の注目点(2026年8月更新)
●2026年年初来のiTrustロボの基準価額は、先進国株式(MSCI世界株価指数、円ベース)を上回る推移。年初来、AIによる業務代替懸念などから大幅下落したソフトウェア銘柄も足元では復調の兆し
●短期的には、地政学リスクや、世界経済の先行きやインフレ再燃への懸念などを背景に、市場が大きく変動する可能性もあるが、生産性の向上やコスト削減、さらには高齢化社会に伴う課題解決への貢献が期待されるロボティクス関連企業は、中長期的な成長期待に変わりはない
年初来の当ファンドの基準価額動向
2026年年初来(8月19日まで)のiTrustロボ(以下、当ファンド)の基準価額は+26.2%と、同期間の先進国株式(MSCI世界株価指数、円ベース)を上回る推移となっています。
年初から3月末にかけては、AI(人工知能)エージェントによる業務代替懸念などから幅広い分野のソフトウェア銘柄の株価が下落したほか、AIの成長性に対する懐疑的な見方や高バリュエーション(投資価値評価)への警戒感の高まりなどから、テクノロジー関連銘柄は低調な推移となりました。4月には一転して、AI関連企業や半導体企業の良好な決算発表などを受けて大きく反発し、上昇基調に転じました。7月には、AI関連投資の持続可能性や収益化に対する懸念が再び高まったことなどから、これまで良好なパフォーマンスを示してきた半導体や半導体製造装置銘柄の株価が大きく下落した一方、株価の大幅調整を経たソフトウェア銘柄が上昇するなど、ローテーションの動きがみられました。8月に入ってからはAIの成長性に対する根強い期待が下支えとなったほか、ソフトウェア銘柄の復調などが後押しとなり、ロボティクス関連企業の株価は再び上昇基調となっています。
※当ファンドのパフォーマンスに対する寄与度についてのコメントは、2026年年初から8月19日までの状況です。
今後の見通し ~中長期的な成長性への期待に変わりはない~
短期的には、引き続き四半期決算の内容が市場の焦点になるとみています。これまで多くのテクノロジー銘柄は、AIの発展を背景に需要拡大が期待されることなどから好パフォーマンスを示してきました。ただし、この旺盛な需要はハイパースケーラーがAI関連投資を収益化できるかどうかに依存しているため、その点を投資家は注視しています。年後半にかけては、リスク選好の改善やセクター・ローテーションをさらに促す材料も期待される一方で、マクロ経済動向や地政学リスクが引き続き市場の方向性を左右する重要な要因となるとみられます。
しかし、当ファンドの投資先であるロボティクス関連企業は、生産性の向上やコスト削減、さらには高齢化社会に伴う課題解決への貢献が期待されることから、中長期的に成長が期待できるとの見方に変わりはありません。
AIがコンピューティングインフラ(ソフトウェアやアプリケーションの稼働を支える基盤全体)および半導体における新たな設備投資サイクルをけん引するとみられ、半導体企業や半導体製造装置企業の成長を後押しすると期待されます。また、産業分野の製造現場においても、効率化や品質向上などの観点からAIの活用が進んでいます。
さらに、ソフトウェア企業については、AIエージェントによる業務代替が懸念されていますが、そうした懸念は行き過ぎであると考えています。特に、当ファンドが注目する設計ソフトウェアや業務用ソフトウェアを主力とする企業では、AIエージェントを活用することで、収益成長と収益性の維持・向上が期待できるとみています。
また、足元の当ファンドの投資先企業の利益見通しはおおむね良好である一方、株式のバリュエーション(投資価値評価)水準に対する過度な割高感は後退しています。
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