iTrust セキュリティ|年初来の基準価額動向と今後の注目点(2026年6月更新)
●2026年年初来(6月12日まで)のセキュリティ関連株式の株価動向は、4月以降の急速な反発を受けてプラスに転じ、足元では調整する局面もみられるが上昇基調
●比較的安定的な収益基盤を有するサービス分野への投資を継続しつつも、AIの普及にともない需要拡大が期待される分野により一層傾斜したポートフォリオで、“メガトレンド”の恩恵を享受
2026年年初来の当ファンドの基準価額動向
2026年年初来(6月12日まで)の当ファンドの基準価額は+24.5%と、4月以降の急速な反発を受けてプラスに転じて以降、上昇基調を維持しています。
この背景には、4月以降、AI(人工知能)半導体やデータセンター向けソリューション需要の拡大期待を受けて当ファンドの投資先である半導体銘柄、半導体製造装置銘柄、デジタル・インフラ関連銘柄などを中心に株価が大きく上昇してきたことが挙げられます。ただし、これまでの株価上昇ペースが急速であったことや、インフレ懸念が再燃したことを受けて米金融当局の利上げ観測が浮上したことなどもあり、高バリュエーション(投資価値評価)の銘柄を中心に、株価が調整する局面もみられます。
サイバーセキュリティやプロセス・コントロール関連銘柄の組入比率を引き上げ
また、足元では3つの投資セグメントのうち、「ITセキュリティ製品」の組入比率を引き上げています(4月末 62%→5月末 70%)。特に、サイバーセキュリティ銘柄やプロセス・コントロール関連銘柄の組入比率を高めており、こうした投資行動も、ファンドのパフォーマンスにプラス寄与となりました。
※組入比率は、当ファンドと同様の運用を行うルクセンブルグ籍のファンド(Pictet-Security)の組入状況(株式部分のみで算出)です。当ファンドのマザーファンドの月末時点とは時差があるため若干の誤差が生じる場合があります。
ハイパースケーラー(クラウドサービスを大規模に構築・運用する大手テクノロジー企業)の設備投資の動向をみると、今後も旺盛なAIインフラ需要を背景に増加することが予想されています。こうしたなかで、巨大化するクラウド基盤とAIインフラの保護が最優先課題となることが見込まれ、サイバーセキュリティ銘柄はこの恩恵を受けると考えられます。また、AI半導体の製造を支えるプロセス・コントロール関連(半導体検査・計測装置・機器やEDAツールなど)銘柄にとっても、追い風になることが期待されます。
今後の運用方針|魅力的な長期トレンドに注目し、高成長が期待できる分野と、比較的安定的な収益基盤を有するサービス分野にバランス良く投資
運用に際しては引き続き、幅広い分野における「セキュリティ」に関する長期的なトレンドを考慮し、テーマの分散も意識しつつ、魅力的なトレンドにより一層注目していく方針です。
足元では、世界各地でデジタルネットワークの保護の重要性が高まっており、これに関連したテーマが有力であると考えます。具体的には、AIの普及により、AI半導体やAI半導体製造を支えるプロセス・コントロール関連、データセンター向け空調・熱管理ソリューション、サイバーセキュリティなどの分野に注目しています。
こうしたことから、AIの普及を受けて高成長が期待される分野により一層傾斜したポートフォリオを構築していますが、顧客との継続的な契約や関係を通じて、景気サイクルにかかわらず比較的安定的な収益基盤を有していると考えられる専門的なセキュリティ関連サービスを提供する企業にもバランス良く投資を行っていく方針には変わりはありません。
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