iTrust セキュリティ|年初来の基準価額動向と今後の注目点 (2026年9月更新)
●2026年年初来(9月8日まで)のセキュリティ関連株式の株価動向は、足元で調整局面を経験しているものの、引き続きサイバーセキュリティ、半導体関連、デジタル・インフラ関連などが堅調。
●当面、値動きの大きい展開が続く可能性もあるが、AIの発展に伴い、関連企業の業績は堅調に推移しており、今後も中長期的に成長が期待される。
2026年年初来の当ファンドの基準価額動向
2026年年初来(9月8日まで)の当ファンドの基準価額は+22.6%と上昇基調を続けています。特に、投資先であるサイバーセキュリティ、半導体関連、デジタル・インフラ関連などの銘柄の株価上昇が、大きなプラス要因となっています。
しかし、足元の株価動向をみると、AI(人工知能)関連需要の持続性や収益化を巡る懐疑的な見方や利益確定の売り圧力などを受けて、半導体関連分野の銘柄を中心に株価が調整する局面も経験しています。また、8月後半から9月にかけて主要サイバーセキュリティ企業から発表された四半期決算はいずれも良好な内容であったものの、市場の高い期待に届かなかったことから株価が下落するケースも散見されました。
当面、値動きの大きい展開が続く可能性もありますが、これらの分野の企業業績はAI関連需要の増加などを背景に、引き続き堅調であり、今後も中長期的な成長余地は大きいと考えられます。
主要サイバーセキュリティ企業の直近四半期決算 ~顧客企業におけるAI導入の拡大が成長の追い風に~
2026年8月後半から9月初めに、クラウドストライク・ホールディングスやオクタ、パロアルトネットワークスなど主要サイバーセキュリティ企業から発表された直近四半期決算は、いずれも市場予想を上回る良好な内容でした。AI導入に伴い顧客企業がサイバーセキュリティ関連投資を増加させていることなどが追い風となりました。
クラウドストライク・ホールディングスの最高経営責任者(CEO)であるジョージ・カーツ氏は、アンソロピック社が開発した「クロード・ミュトス」の登場により、AI導入にはセキュリティが不可欠である、という認識が広がっていると言及しています。AI導入の拡大は、サイバー攻撃の対象になる領域の拡大につながります。また、AIが悪用されれば、より高度なサイバー攻撃が増加する恐れもあります。こうしたことから、サイバーセキュリティの重要性は改めて注目されています。
「ITセキュリティ」の組入比率を高位に維持。一方、比較的安定した収益動向が期待できる「セキュリティ関連サービス」の組入れ再強化でバランスを取る
2026年8月末時点では、3つの投資セグメントのうち「ITセキュリティ」の組入比率を、引き続き相対的に高位としています。ただし、そのなかで株価動向や長期的な成長見通しなどを考慮し、組入比率の調整や新規銘柄の購入などを実施しました。また、景気サイクルを通じて、比較的安定した収益成長が期待される「セキュリティ関連サービス」分野の銘柄については、新規銘柄の購入などを通じて、組入れの再強化を進めました。今後も引き続き、中長期的に高成長が期待される分野と比較的安定した収益動向が期待できる分野の銘柄のバランスを取りながらポートフォリオの構築を行う方針です。
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