ポラリス|2026年5月の運用状況と今後の見通し
引き続きイラン情勢を巡っては予断を許さない状況にあるものの、夏頃までにホルムズ海峡の封鎖が解除される前提に立てば世界経済が景気後退に陥るリスクは低いとの見方は維持します。また、潤沢な流動性環境に加えて、幅広い業種で業績の改善が期待される点も株式市場の下支え要因となる可能性が高いと判断します。その一方で、高止まりするエネルギー価格や米国で加速する流動性供給が長期的なインフレ圧力につながれば、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を強めるリスクも排除できないため、中期的な視点では慎重なスタンスも求められると考えます。
中東情勢の先行きを予見することは極めて困難であり、ポートフォリオのバランスを重視するため、株式をはじめとするリスク資産に対する投資スタンスは現状を維持する方針です。債券については、当月は組入比率を一部引き下げたものの、ポートフォリオ分散の向上を図るため一定の組入比率を継続します。為替についても同様に、引き続き市場の円高リスクに配慮すべく円資産比率を引き上げた水準を維持します。金については、足下の急激な値動きに対応すべく組入比率を一時的に削減しているものの、中長期に見た強気姿勢に変わりなく、また戦略的なアセットクラスの位置づけに変わりありません。価格変動幅の低下や株式との相関の低下といった状況改善を確認したうえで、さらなる組入比率の引き上げを実施する方針です。株式部分では世界高配当公益株式および新興国株式を選好、債券部分でも新興国債券を選好します。
2026年5月の基準価額の推移
2026年5月29日のポラリスの基準価額は、前月末比81円下落(-0.4%)の22,821円となりました。
運用状況
2026年5月は、現地通貨ベースでは、新興国株式、世界株式、米ドル建て新興国国債、世界国債が上昇しました。一方、金は下落しました。また為替は、円が米ドル、ユーロに対して上昇しました。
当ファンドの資産配分比率
当ファンドは、株式、債券、金の組入比率の変更だけでなく、株式部分や債券部分においても、それぞれ特徴の異なる複数のファンドを選別しており、投資環境に応じたきめ細やかな運用を行っています。2026年5月現在は、株式を33.8%、金を29.5%、債券を30.8%、組入れています。
主な投資行動と振り返り
2026年5月は、キャッシュ・短期金融商品等、株式、金の組入比率を引き上げ、債券を引き下げました。また円資産比率(円建て資産と円ヘッジの外貨建て資産比率)は、2026年5月末時点で54%としています。
運用チームの着眼点
設定来の基準価額の推移
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポラリスと主要資産のリスク・リターン特性
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ10.1%、14.9%となっています。
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