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外資系金融機関で働く私たちの資産運用のリアル      第1回:39歳男性ピクテ社員の資産運用状況①
渡久地 海
2022/03/15

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概要

ピクテ社員の具体的な資産運用例を可能な限り公開し、どのような考え・目的で運用を行っているか実際に示し、皆様の資産運用のご参考にして頂きたいと思います。


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コラムを始めるきっかけ

私の名前は渡久地(とぐち)と申しまして、妻と1歳の子供が1人いる現在39歳の男性です。金融業界に身を置いて今年で16年目になります。この16年弱の間にリーマンショックをはじめ様々な金融・経済イベントを経験し、自身でも長く資産運用を行ってきました。また、ここ最近、友人や知人から資産運用に関して相談されることが増えています。特に、「運用には興味があるけど、どうすれば良いのか分からないので教えてほしい」という内容が多いです。

資産運用を始めるにあたり、最低限知っておいてほしい知識や考え方というのはありますので、少なくともそれらは知っておいて頂きたいです。一方で、勉強的な部分から入ってしまうと、運用を始める前に面倒になったり嫌になったりして離脱してしまう方もいらっしゃいます。そこで今回、私を含むピクテ社員の具体的な資産運用例を可能な限り公開し、どのような運用方法があるのか実際に見て頂きたいと考えています。あらかじめおことわりさせて頂きますが、このコラムでご紹介する資産運用例は、あくまでも個人の意見であり、当社の見解を代表するものではありません。資産運用の方法に正解はありませんし、個人の投資目的や投資期間、リスク許容度、保有する資産や所得、期待するリターン、など様々な要因により、答えはまさしく十人十色となるものです。私たちの例を参考にして頂きながら、皆様なりの資産運用を行うヒントにして頂ければと思います。また、コラムの中で、投資を理解するために必要な解説を入れていきたいと思います。それでは第1回目は、私自身の資産運用例をご紹介いたします。

※詳しく学びたいという方は、当社のホームページ内の『「投信新世代」のための基礎知識』をご参考ください。

 

39歳男性(妻、子供1人)の資産運用例

まず、皆様に考えて頂きたいことがあります。それは、①投資目的、②投資期間、③リスク許容度(リスク耐性)についてです。私の場合、図表1のようになります。



図表1:投資目的、投資期間、リスク許容度




①投資目的は、子供の教育資金(学習費)の準備と老後資金の準備、インフレ(物価上昇)への備えとなります。したがって②投資期間は、10年以上の長期で考えています。③リスク許容度についてですが、これはどのくらい評価損が出ても耐えることができるか、と考えて頂ければと思います。私の場合、資産価値が一時的に50%以上下落しても耐えることができますので、リスク許容度は高いです。このように皆様も資産運用を始める前に、まずは上記の①から③を明らかにすることをお勧めします(次回に続く)。


渡久地 海
ピクテ・ジャパン株式会社
シニア・コンサルタント

明治大学経営学部を卒業後、日系証券会社でリテール業務に従事し、外資系銀行を経て、2014年よりピクテへ入社。入社後はフィールド・マーケティング部にて勉強会やセミナーの講師を務め、2015年より資産運用推進室へ。2018年より投信営業第一部にて投信営業に従事し、2021年から資産運用推進部にて主に販売会社の営業員や一般投資家向けのコンテンツ作成を行う。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。



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