ディープ・インサイト

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忍び寄るプライベートクレジットのリスクとその正体

米国で企業倒産が増加する中、信用リスクの受け皿が銀行からプライベートクレジットに移行している。足元でファンドの解約制限も相次ぎ、懸念が顕在化している。過去にもLTCMの破綻やパリバショックのように、ファンドが金融不安の引き金となった例がある。今回はまだそこまで深刻な懸念はないものの、市場規模や銀行との結び付き等から、影響が広範囲に及ぶ可能性がある。足元で米銀の資本規制緩和案等の救いがある一方で、満期債務の増加から、信用収縮の懸念もある。次の注目は大規模企業の倒産や銀行破綻の有無だろう。当面は特に流動性リスクに留意したい。