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- 多くの債券がマイナス利回りとなる中での当ファンドの状況
多くの債券がマイナス利回りで取引されるなど、世界的に債券の利回りが低下しています。一方、低格付けの債券については、信用格付けの悪化に注意が必要な状況です。このような中、「ピクテ中短期債券ファンド(毎月決算型) 愛称:いろは」は為替ヘッジ後の最終利回りが0.3%、投資債券の平均格付けはBBB+と投資適格となっています。
世界的にマイナス利回りの債券が増加
世界的に債券利回りは低い水準で推移しています。
2019年10月時点でマイナス利回りで取引されている債券は、過去最高からは若干少なくなったものの、約15兆ドル規模となっています。また国債利回りがマイナスの主要先進国の比率は2019年9月時点で約6割(FTSE先進国国債指数構成国の各国国債利回り(3-7年)、当該期間中で各指数の取得可能なデータを使用)と多くの国の国債がマイナス利回りで取引されています。
このような中、「ピクテ中短期債券ファンド(1年決算型) 愛称:いろは1年」(以下、当ファンド)の保有している債券の加重平均最終利回り(為替ヘッジ後)は0.3%と、マイナス利回りの債券が増える中で為替ヘッジ控除後でもプラスとなっています。
世界のマイナス利回り債券の規模
週次、期間:2011年9月30日~2019年10月4日
※Bloomberg Barclays Global Agg Neg Yielding Debt Market ValueUSD
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
一方で、低格付けの債券(ハイイールド債)については、信用格付けは悪化、レバレッジは上昇基調で、金融セクターを除く社債の発行残高はGDP(国内総生産)比47%と過去最高水準に達しており、ITバブル崩壊時の2000年或いはグローバル金融危機発生時の2008年に付けた水準を上回っています。
また各国・地域の中央銀行が積極的な金融緩和政策を実施してきたことから、本来なら淘汰されているはずの企業が存続できている可能性があり、債券投資においても格付けを注視していく必要があると考えます。
なお当ファンドの投資している債券の平均格付け(注2、3)はBBB+と投資適格となっています。
米国ハイイールドスプレッドと米国銀行の貸倒償却率と米国非金融企業債務
四半期毎、期間:1990年~2019年7-9月期
※米国銀行貸倒償却比率、米国非金融企業債務(対GDP比%)は2019年1-3月期まで
出所:トムソン・ロイター・データストリームのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
当面は安定的な推移を見込む
米国では、米国と中国の通商協議で制裁関税が一部免除されるのではとの期待が高まっています。ただ、目先米中関係の改善が続いても、基本的対立の構図に変化は無いと見ています。そうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)は製造業のセンチメント悪化を背景に予防的利下げを行ってきましたが、当面据え置きで様子見となることを想定しています。一方、米国経済は消費や雇用の底堅さは継続していると見ています。そのような中、米国債利回りは現状水準を中心とした取引を想定しています。
欧州では、米中貿易摩擦問題や英国の欧州連合(EU)離脱についての悲観的な見方は後退していますが、引き続き先行きには不透明感が残っています。またユーロ圏の景気は弱含んでおり、ECBは当面金融緩和姿勢を維持すると予想しています。ただし、現在独国債利回りは一部セクターを除き、引き続きマイナスの水準で推移しており、中長期的には緩やかに上昇する展開を想定しています。なお、改善の兆しが見られるも、欧州の地政学リスクなどは変動要因として依然注意は必要です。ただし、欧州の企業業績は相対的に底堅いと考えており、当面は安定的な推移を見込んでいます。
注1:ファンドの主要投資対象である世界分散債券ファンドの状況です。
注2:組入銘柄の信用格付を加重平均したもので、当ファンドの信用格付ではありません。
注3:信用格付は、ムーディーズ・インベスターズ・サービス、S&Pグローバル・レーティングのうちいずれか高い格付です。
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