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債券、為替ともにマイナス要因となり基準価額下落
2020/04/01

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概要

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景にリスク回避の動きが強まる中、新興国ソブリン債券の利回りは上昇し、新興国通貨は下落しています。



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為替要因、債券要因ともにマイナス

ピクテ・プライム・インカム・コレクション(ヘッジ70)毎月分配型 愛称:プライム・インカム70  の2020年3月27日の基準価額は、年初来で1,301円下落の6,633円となりました。基準価額(分配金再投資ベース)では、-15.0%の下落となっています。

基準価額変動を要因別に見ると、債券が-765円、為替が-394円、その他(信託報酬等)が-22円、分配金が-120円となり、為替要因、債券要因ともにマイナスとなっています。

リスク回避で新興国ソブリン債券の利回り上昇

当ファンドは、ドル建て新興国ソブリン債券に約70%、現地通貨建て新興国ソブリン債券に約30%投資しています。

ドル建て新興国ソブリン債券、現地通貨建て新興国ソブリン債券ともに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて景気減速懸念が高まる中、リスク回避の動きから債券利回りが急上昇(債券価格は下落)しました。また石油輸出国機構(OPEC)の臨時総会で追加減産協議が決裂し原油価格が急落、それ以外の資源の価格が概ね下落したことも資源を産出する新興国にとってマイナス要因となりました。また新興国通貨もリスク回避の動きや資源価格の下落などを受けて、大きく下落しています。

引き続き価格変動が大きくなる可能性

短期的には、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する懸念が高まっており、リスク回避姿勢が強まる局面では資金フロー縮小やスプレッドが拡大する傾向がある点には注意は必要です。また資源価格の下落も新興国にとって大きなマイナスの影響となっています。一方で、新興国のインフレ率が全般的に落ち着いていることから、新興国の政策金利には引き下げ余地が残されていることや、中国で生産を再開する動きが出るなど落ち着きを取り戻しつつあることは足元では数少ない明るい材料と言えます。

ただし本格的な回復には新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数の増加が世界的に抑えられることが必要であり、それまでは新興国ソブリン債券、新興国通貨とも価格変動が大きな状態が継続する可能性があると考えます。




●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
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お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断下さい。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

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