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特性を知ることで再確認~公益株式投資の魅力
2020/09/18

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概要

公益株式に代表される「資産株」と情報技術(IT)に代表される「成長株」には大きな特性の違いがあります。資産株は安定した配当収入を支えに穏やかな株価の上昇が期待されます。一方、成長株は将来の成長期待を背景に株価のブレ幅が大きいものの、大きな値上がりが期待できます。資産運用を行うにあたってはこうした特性を知ることが重要といえるでしょう。



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コロナショック後の株式市場~特異な局面の中で進んだ二極化

金融市場はコロナショックで大きく下落しましたが、3月後半以降、持ち直す動きとなっています。背景には、各国政府や中央銀行による景気対策やそれに伴う経済活動再開への期待が挙げられます。中でも、コロナ禍で影響を受けにくい、あるいは恩恵を受ける業種であり、世界情報技術(IT)株式の上昇率が目立っています。

世界情報技術(IT)株式はコロナショック前の高値を更新する一方、世界株式やコロナショック前までは相対的に堅調であった世界公益株式は高値を更新するまでには至っていません。

しかしながら、足元で好調な「成長株」への投資が良い投資で、コロナショック前の株価を上回っていない世界株式や「資産株」は良くない投資といえるのでしょうか。

 

動きが異なる 公益株式などの「資産株」とIT株式などの「成長株」の違いを知る

株式投資においては、短期間で株式の値動きに一喜一憂する前に、それぞれの株式の特性をよく理解することが重要と考えます。

公益株式は、利益や株価の大きな上昇は期待しにくいですが、電力・ガス・水道などの日常に不可欠なサービスを提供しているので、事業が景気に左右されにくく、倒産しづらく、中長期的に収益が安定し株価も相対的に安定しているといった特徴があります。安定的な配当収入と緩やかな株価の上昇が期待できる株式なので「資産株」とも言われます。

ITなどの「成長株」は成長性が高く、株価の大幅上昇が期待できます。一方、参入する企業も多いため競争が激化しやすく、景気に左右され易く収益見通しが大きくぶれることもあり、時には人気が集まりすぎてバブルとその後の崩壊をおこすリスクも考えられるといった特徴があります。


 

公益株式投資の魅力①業績の安定性

世界景気の先行きの不透明感が高まるなか、世界の公益企業の業績は、実績も予想も他の業種と比べて安定しています。一方、これまで減益だったものの、今後の業績の回復期待の大きい業種や情報技術(IT)、通信などコロナ禍で需要拡大が期待される業種など業績の成長期待が大きい業種ほど(上図参照)、株価の上昇率が高くなっています(下図参照)。

 

公益株式投資の魅力②相対的に安定した配当収入が株価をサポート

世界公益株式投資の魅力のひとつが、配当収入です。世界公益株式の1994年12月から2020年8月末までの投資実績では、投資収益の半分近くが配当収入となっており、世界公益株式の株価の安定に寄与しています。


 一方、世界情報技術(IT)株式「成長株」の配当収入は同期間で全体の1割足らずです。配当収入は相対的に少ないかわりに、値上がり益部分の影響が大きくなっています。値上がりが大きく狙える分、市場のショック時には下げ幅も大きいといった特徴があります。

 


公益株式投資の魅力③相対的に低い倒産確率

目先の株価で見落としがちな重要なポイント、それは倒産しにくい特性かどうかだと考えられます。

下記のグラフはデフォルト率(債務不履行率)の推移つまり、企業が倒産の危機に陥った確率を業種ごとに示しています。公益企業が倒産の危機に陥った確率は経済危機時でも低い水準です。

世界の公益企業は、日常に必要不可欠なサービスを提供しているたため、業績が景気に左右されにくく、また規制に守られている企業が多く、収益が相対的に安定しているからです。

一方、景気に左右されやすい業種の企業は、ブラックマンデーやリーマンショック、ITバブルなどの危機時には、業種によっては1~2割の企業が倒産の危機に陥っています。

 

市場の動きに一喜一憂しない、それこそが資産運用の重要な視点

下図は世界公益株式「資産株」、世界情報技術(IT)株式、世界株式を、1994年12月末から2020年8月末現在までの期間内で10年間、それぞれ保有した場合の最高値、平均値、最低値です。

平均値でみると、世界株式も公益株式も情報技術(IT)株式も5%前後と大きな差はありません。

情報技術(IT)株式「成長株」は最高値で23.1%(年率)と大きなリターンが期待できる場合があります。一方、最低値でみると-11.5%(年率)(10年間ではー70%)と10年間保有してもマイナスが大きい場合があります。公益株式でみると最高値は+11.4%(年率)ですが、最低値では+0.3%(年率)と10年間保有するとすべてプラスのリターンとなっています。

 選択肢1: 株価のブレ幅が大きいが大きな値上がりが期待できる「成長株」に投資。

 選択肢2: 長期保有に適した、穏やかな上昇が期待される世界公益株式「資産株」に投資。

 株価の特性を理解して投資すると、足元の株価の動きに一喜一憂する必要がなくなるかもしれません。

 

 



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