デジタル社会の進展 | ピクテ投信投資顧問株式会社

デジタル社会の進展 グローバル

2020/07/27グローバル

世界的な都市封鎖は、個人の生活と投資の双方におけるデジタル革命を加速させています。

朝のヨガレッスン、ランチタイムの休憩時のショッピングを含む8時間のデスクワーク、その後はカクテルを楽しみながら友人とのおしゃべり。最近まで、このようなワークスタイルは、あちこちの街で見かけることができました。ところが、コロナウイルスの時代となって、このようなワークスタイルはオンラインで行われるようになりました。そして、新しいデジタルの生活は今後とも長く続く見通しです。

実際、われわれの実際の生活空間において、空前のデジタル社会の拡大の中で生きていることは明白です。このデジタル社会の経験は、もっと多くのもっと優れた技術を求めています。そして、このようなサービスを提供する企業に魅力ある投資の機会をもたらします。

コロナショックによる都市の封鎖の間、テレビによるサービスの提供、オンラインのビデオゲーム、ネットショッピング、SNS、eヘルス、オンラインでの学習といった分野において、デジタルによるビジネスは驚異的な成長を示しています。

例えば、動画配信サービスのネットフリックス社は、2020年の第1四半期において16百万件の新規顧客を獲得しましたが、この数字は前の四半期の2倍となっています。中国のテンセント社は、「Honor of Kings」や「Peacekeeper Elite」といった、現実から逃避したオンラインゲームの売り上げが、前年比31%増となっています。また、イタリア人のフェイスブックに費やす時間が70%増加しました。

世界的な都市封鎖を乗り越えるなかで、成長は徐々に鈍化するでしょう。しかしながら、経済の基礎的条件において異なるシナリオが描かれています。結局のところ、世界の人口の59%しかインターネットに接続していません。そして、いわゆる「ハッシュタグ世代」、すなわち1991年から2005年の間に誕生した、生まれながらのデジタル世代が成長して、経済的な存在感が強まり、デジタルへの需要が高まっています。人口統計学において、このような世代は現在の全人口の34%を占めています。

図表 デジタル生活

縦軸:米国におけるデジタルメディアに費やす時間、1ユーザーあたり

※濃い青:モバイル機器、青:デスクトップ/ラップトップ、薄い青:その他のオンライン機器

出所:ピクテ・アセット・マネジメント

5G関連機器の導入は、更なるデジタル技術の進歩につながります。既に、米国、中国、韓国、およびその他の先進国において、5Gは現在の携帯電話と比較して、はるかに早く情報を伝達し、はるかに多くの情報を管理し、そして電池の容量ははるかに少なくて済みます。都市の封鎖において、現状のデジタル機器の容量に大きな負荷を強いたことから、5Gの製品投入はもっと早いスピードで進むと思われます。

5Gの導入によって例えば、自宅でトマトの苗に水をあげるタイミングを管理し、荒天から屋根を守り、居場所ごとに子供の上着を取り替え、ごみ入れを空にし、ミルクの紙パックの賞味期限を把握するようなことにつながります。街のなかでは、借り手のない駐車スペースを管理し、自動運転の車の毎秒ごとの動きを監視し、地域の大気汚染を警戒するといった、いろいろな用途が考えられます。

接続環境の改善は、様々な分野での技術革新をもたらします。3つの分野について見ていきましょう。これらの3つの分野は、コロナウイルスの問題から、利用が既に始まっていますが、現状顧客基盤を急速に拡大しています。現在、数多くの人々がデジタルの可能性を経験して、強い成長のモメンタムが継続しています。

まず、最初にあげられるのがeコマースです。コロナウルスによる都市封鎖において、何百万人もの人々が生鮮食料品やその他の製品をオンラインショッピングで購入しました。少なくとも購入された商品のいくつかは、簡単かつ便利に購入でき、価格も魅力的でした。最近の取引事例によると、ペイパル決済システムは、4月に1日あたり平均して25万件の新規加入がありました。

2番目は、サース(SaaS)と呼ばれるサービスとしてのソフトウェアも、力強い成長が期待されています。自宅勤務における環境や、オンライン学習、クラウドによる情報保管、およびテレビ会議において、技術的なサポートを提供します。完全な都市封鎖の環境においても、コロナウルス前と比較して、会社も従業員もより柔軟に業務を遂行することが可能となりました。教育現場も例外ではありません。例えば、ケンブリッジ大学は、少なくとも2021年夏まではオンラインでの授業を継続すると発表しています。

3番目はデジタルによる生活です。仕事がひと段落して、都市封鎖が継続する環境下、どれだけのレジャーや社交といったものがデジタルで可能かということが理解できると思います。そこでは、お料理セットや食事のデリバリーサービス、ビデオのストリーミング、およびオンラインゲームなどが最大の成長分野です。eヘルスも、もう一つの成長分野です。ある調査結果によると、米国だけで今年9億人分の診察がオンラインで実施され、これは2019年比 64%の上昇となっています。

例え都市封鎖が一時的なものとしても、デジタルによる進化がいかに早く達成されているかを示しています。そして、デジタルへの転換が進むにつれて、われわれが経験し追及してきた情報の質を改善する必要があります。超難解なアルゴリズムに基くデジタルサービスを活用する日常の生活において、人工知能(AI)の必要性が更に高まると見ています。

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